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【GLORY20】バルガ、アムラーニを下して世界フェザー級王座を獲得

<Glory世界フェザー級王座決定戦/3分5R>
ガブリエル・バルガ(カナダ/3位)
Def.3-0:50-46, 48-47, 49-46
モサブ・アムラーニ(モロッコ/1位)

サウスポーに構えるアムラーニ。ガードを上げて前蹴りと前足へのローを見せる。バルガも左ボディを狙うが、アムラーニがプレッシャーをかけてパンチで前に出ていく。構えをスイッチしながらジャブと前足へのフェイントで前に出るアムラーニが強烈な左ボディを叩き付ける。顔面への右フックから左ボディにつなげるアムラーニ。バルガも左のヒザ蹴りと左ボディを返し、右ハイキックを狙うが、アムラーニのブロックは固い。アムラーニはバルガのバックブローをかわすと、すぐさまパンチで前へ出て行った。

2R、すぐにパンチでプレッシャーをかけていくアムラーニ。前足へのロー、左の前蹴りでボディを狙うが、バルガがショートの右ストレート。これでアムラーニが尻餅をつくが、レフェリーはスリップと判断する。アムラーニはコンパクトな左フックから打ち下ろすような右フック、左アッパーからパンチをまとめる。バルガも右を返して左ボディ、左フックの相打ちでも打ち勝つ。徐々にバルガがプレッシャーをかける時間が長くなる。

3R、アムラーニが左ボディを交えたパンチで前に出ていくが、バルガはジャブを返して左フックを当てて打ち合う。やや疲れの見えるアムラーニもローを蹴って前進。下がらないバルガは、アムラーニの攻撃をかわしながら右ストレートとヒザ蹴り、左フックと手数を増やす。終盤、アムラーニはロープまで下がり、バルガの攻撃をディフェンスする。

4R、先にプレッシャーをかけていくバルガ。アムラーニの蹴りに右ストレートを合わせてぐらつかせると、左フック・左アッパーもヒットさせる。アムラーニもボディ打ちから反撃に転じるが、バルガはバックブローを狙い、しつこくボディブローと右ローを繰り返す。残り1分を切ると、3R終盤と同じようにバルガがアムラーニをロープまで下がらせて右ストレートと左ボディを打ち込んで飛びヒザ蹴り。アムラーニも必死に右ストレートを打ち返すが、勢いがない。

5R、バルガが左ボディで飛び込む。アムラーニの右を受けてもすぐにプレッシャーをかけて、左ボディと右ロー。パンチをまとめて右ストレートを突き刺し、アムラーニが前に出てくると顔面へのヒザ蹴りを狙う。疲れからかパンチが大振りにになるアムラーニ。バルガはそれを空振りさせて、コンパクトなパンチをヒットさせる。残り10秒、パンチとローで前に出るバルガが飛びヒザ蹴り見せたところで試合終了となった。

判定は中盤以降に主導権を握ったバルガが勝利。ランキング1位、この階級のトップを走り続けてきたアムラーニを下して、Glory世界フェザー級王座に就いた。

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