【UFC157】ラウジーがUFC初の女子世界王者に。2・23に防衛戦
【写真】ついにUFC出場が決まり、新たにUFC女子世界バンタム級王者となったロンダ・ラウジー (C) MMAPLANET
6日(木・現地時間)、ワシントン州シアトルでは、8日(土・同)に開催されるUFC on FOXの記者会見で、ダナ・ホワイトがロンダ・ラウジーがUFCにとって初の女子世界チャンピオンになったと語り、檀上でベルトを与えた。そして、2月23日(土・同)のカリフォルニア州アナハイム大会のメインに出場、UFC女子世界バンタム級王座防衛戦をリズ・カモーシェを相手に戦うことも発表された。
ついにUFCが女子部門創設に踏み切った。ジナ・カラーノ全盛期も二の足を踏み、ストライクフォースにその活動を求めたが、この間、女子の層が厚くなったことと、北京五輪女子柔道70キロ級銅メダリスト=ラウジーの存在がその背中を後押しした。ラウジーは「凄く大きな意味を持っている。この大会で多くのことを証明してみせないといけない。そして、たった一人も失望させないようにって感じている。女だってできることを示すわ」と檀上で語った。
キャリア6戦、全試合が腕十字で一本勝ちを挙げているラウジーは、3月にストライクフォース女子バンタム級王座をミーシャ・テイトから奪取し、8月には元王者サラ・カフマンを54秒で下し初防衛に成功している。そんなラウジーに挑むカモーシェはキャリア7勝2敗、昨年3月に当時のストライクフォース女子バンタム級王者マルース・クーネンに挑戦、テイクダウンとポジショニングで圧倒するも三角絞めで逆転負け、カフマンにも判定負けを喫した。
その後、インヴィクタFCに戦場を移し、アシュレイ・カリーとケイトリン・ヤングを破り、現在2連勝中だ。米国海兵隊、そしてレズビアンであることを公表するなどオフ・ザ・ケージでも話題となったカモーシェだが、これまでの戦い振り返ると、ラウジーが圧倒的に有利という見方は揺るがない。
ラウジーも「リズのことはとても尊敬している。すぐにこの試合を受けるといったのは彼女一人だった。他の対戦候補だったガールズたちは、ビッグショーで戦いたいと思っていても、私が相手だとね」と余裕のコメントを残している。とにかくカモーシェは足を使い、ジャブで突き放し、ローで前足を削り組ませないこと。誰にも通じる――そして実行が難しいラウジー対策をどこまで練り上げ、実践できるかにかかってくる。
■MMAPLANETで振り返るロンダ・ラウジー
Photo by GONG KAKUTOGI
Strikeforce Challengers 18
×サラ・ダレリオ
Def.1R0分25秒by 腕十字
Strikeforce Challengers 20
×ジュリア・バッド
Def.1R0分39秒by 腕十字
Strikeforce Tate vs Rousey
×ミーシャ・テイト
Def.1R4分27秒by 腕十字
Strikeforce Rousey vs Kaufman
×サラ・カフマン
Def.1R0分54秒by 腕十字
■MMAPLANETで振り返るリズ・カモーシェ
Photo by GONG Kakutogi & KEITH MILLS
Strikeforce Faijao vs Henderson
×マルース・クーネン
lost.4R1分29秒by 三角絞め
Strikeforce Challengers 17
×サラ・カフマン
lost.0-3
Invicta FC02
×ケイトリン・ヤング
Def.2R3分34秒by リアネイキドチョーク