【BFC83】フェザー級決勝、シャムカラエフがロシアの勢いを持続??
【写真】離れても接近でも打撃戦に強味を発揮するシャムカラエフだが、さらに遠い距離と接近戦という出入りを見せるマルチネスをどのように攻略するか (C) KEITH MILLS
ベラトール・シーズン7もいよいよ佳境を迎え、7日(金・現地時間)にニュージャージー州アトランティックシティで開催されるシーザース・アトランティックシティ大会=BFC83を含め2大会となった。
そんなBFCではシーズン7フェザー級トーナメントが行われる。今シーズンを席巻したロシア勢、既にウェルター級でアンドレイ・コレシュコフがライモン・グッドを下し、トーナメント優勝を決めている。今回のフェザー級決勝にもロシア勢からシャウブラット・シャムカラエフが勝ち上がっており、レッド・マルチネスと対戦する。
シャムカラエフはキックや散打の経験を持ち、現在はニューヨーク州のボムスクワットMMAでトレーニングしている、最近目立ってきた東海岸在住のロシア系ファイターの一人だ。コディ・ボーリンジャー、マイク・リッチマンを連続TKOで下し、特に長いリーチを生かしたパウンドが印象に残っている。
一方、伏兵マルチネスはナザレノ・マレガリア、ヴァグネイ・ファビアーノというアルゼンチン&ブラジル勢を破り、決勝進出を果たしている。マレガリア戦はともかくとして本命視されたファビアーノを下した勢いをもってシャムラエフ戦に臨む。テイクダウンディフェンスに長け、単発の打撃を入れては距離を取る。そして、接近戦で打ち勝つというMMA勝利の方程式基礎編というべき戦い方を実践するマルチネスだが、長いリーチを誇り、打撃で削ってくるシャムカラエフとの対戦では、受動的なファイトでなく、自らの仕掛けが重要となってくるだろう。
女子戦ではBFCの女帝ゾイラ・グージェルに挑むジェシカ・アイに注目したい。ゾイラが実質休養していた過去2年で7戦6勝1敗と経験を積んでおり、通算戦績は8勝1敗。フォレスト・ペッツやスタイプ・ミオシッチら曲者が在籍するストロングスタイル・ファイトチーム所属というのも気になるところだ。
■Bellator83メインカード
<フェザー級T決勝/5分3R>
シャウブラット・シャムカラエフ(ロシア)
レッド・マルチネス(米国)
<女子フライ級/5分3R>
ゾイラ・グージェル(米国)
ジェシカ・アイ(米国)
<バンタム級/5分3R>
ザック・マコウスキー(米国)
アンソニー・レオン(米国)