【Bellator133】シュレメンコ×マヌーフは、やっぱりド派手な打撃戦??
【写真】期待通りの打撃戦となるか。シュレメンコがすかして組技を仕掛けてくる可能性は?(C)BELLATOR & GONGKAKUTOGI
13日(金・現地時間)、カリフォルニア州フレズノのセーブマート・センターでBellator133「Shlemenko vs Manhoef」が開かれる。月イチ興行体制となったベラトール、その第2弾のメインは世界戦ではなく、ミドル級ストライカー対決が組まれた。
スコット・コーカーの意向、あるいは一般層好みのカードが目に見えて増えてきたベラトール、今大会のメインは前世界ミドル級王者アレキサンダー・シュレメンコ×メルヴィン・マヌーフの一戦が用意された。とはいっても露×蘭、ストライカー対決はタイトル戦線の生き残りをかけたシビアな戦いでもある。
世界ミドル級のベルトを順調に3度、防衛に成功していたシュレメンコだが、昨年5月のPPV大会におけるライトヘビー級戦でティト・オーティズと戦ってから、歯車が狂い始めた。一階級上のレジェンドを相手に打撃で優位に立ったシュレメンコだったが、一旦テイクダウンを許すとアレヨアレヨという間に147秒、肩固めでタップを奪われた。そして9月にはキャリア1/8のブランドン・ホージーの挑戦を受け、こともあろうか35秒でRNCを極められベルトを失ってしまった。
ティト戦前までは打撃が主武器とはいえ、スプロール能力も寝技もしっかりとこなせていたシュレメンコの急激な寝技での実力低下は、ほとんど理解不能といえた。一方、鳴り物入りでベラトール入りしたマヌーフだが、その期待された豪打で9月にダグ・マーシャルを破りベラトール初陣を飾ったが、11月にはマヌーフ同様Gloryと二足の草鞋を履くジョー・シリングにKO負けと、敗北でインパクトを残した。
いわば戦いやすい環境で敗れたマヌーフと、苦手意識が拡大中(?)のシュレメンコの対戦。シュレメンコは昨年12月に母国ロシアの大会でヤスベイ・エノモトを判定で下しており、組技への耐久度を上げてきたことが予想されるが、この2人の対戦はどう考えても──期待通りの──打撃戦に発展するだろう。
■ Bellator133対戦カード
<ミドル級/5分3R>
アレキサンダー・シュレメンコ(ロシア)
メルヴィン・マヌーフ(オランダ)
<フェザー級/5分3R>
パット・カーラン(米国)
ダニエル・ヴェイケル(ドイツ)
<ウェルター級/5分3R>
クリス・ハニーカット(米国)
クレイトン・マクファーレン(米国)
<女子フェザー級/5分3R>
ジュリア・バッド(カナダ)
ガブリエル・ホロウェイ(米国)
<ライト級/5分3R>
ニック・ブスタマンテ(米国)
ルイス・ハウレギ(米国)
<ミドル級/5分3R>
ジョン・ポール・エリアス(米国)
コディ・サンズ(米国)
<ライト級/5分3R>
ジョナサン・コントレスタノ(米国)
ライアン・トバー(米国)
<バンタム級/5分3R>
レイ・セルベラ(米国)
アダム・ピッコロッティ(米国)
<フェザー級/5分3R>
アート・アーシニーア(米国)
チャーリー・ヒューストン(米国)
<ミドル級/5分3R>
ブレイク・ワトキンス(米国)
ジョージ・ズニガ(米国)
<フライ級/5分3R>
ポール・ルイス(米国)
ニック・スパーリング(米国)
<ウェルター級/5分3R>
トム・クック(米国)
メイソン・ファウラー(米国)