この星の格闘技を追いかける

【on this day in】2月06日──2012年

06 02 12【写真】この時はジョン・チャンソンとヤン・ドンイしか知らなかったKTT勢。今やアジアを代表する選手が数多く古まれている (C)MMAPLANET

Koream Top Team
@韓国ソウル、コリアン・トップチーム
「一昨年からRoad FCを取材するため韓国を訪れる数が飛躍的に増えた。そしてRFC以前はほとんど耳にしたことがなかった韓国のジムから、続々と強いファイターが送り出されていることを知った。その結果、韓国最強と謳われたKTT=コリアン・トップチームの存在を忘れそうになることがある。KTTはRFCと犬猿の仲で、TOP FCという独自の大会を開催している。RFCとKTTの軋轢なんて関係ない。それでもRFCという韓国一の大会を取材することで、どうしてもROADに出場している選手の活躍が印象に残る。そんなRFCを初めて取材したときにKTTをジョン・チャンソンの取材のために訪れた。重い階級と軽い階級に分かれ、二つのグループを回していたスパーリング。この時はジョン・チャンソンとヤン・ドンイの2人しか名前を顔が一致する選手はいなかった。改めて、その時に撮ったグループショットを手に取ってみると……。前列左端がジョン・チャンソン、その隣がPXCフェザー級王者キム・ジャンヨン、2人置いてRFCバンタム級王者のイ・ユンジュン。後列は左からヤン・ドンイ、隣が現韓国ライトヘビー級最強といわれているキム・ドゥファン、続いてイム・ヒョンギュ、2人置いてPXCウェルター級王座に挑むキム・ハンスルの姿が確認できる。コリアン・ゾンビとイ・ユンジュンはチームを抜けたが、たまたま訪れた練習の日にこれだけの選手が揃っていたことになる。まるで韓国MMA界の歴史だ――とKTTハ監督に伝えると、『これだと歴史の半分ぐらいにしかならない』とニヤリ。つまり、今もこれからもKTTは次から次へと新たな人材を育成しているというわけだ」

on this day in──記者生活20年を終えようという当サイト主管・髙島学がいわゆる、今日、何が起こったのか的に過去を振り返るコラム。自ら足を運んだ取材、アンカーとして執筆したレポートから思い出のワンシーンを抜粋してお届けします。

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