【WEC38】間合いを制圧したクルーズが、男前対決制す
■第4試合 バンタム級/5分3R
ドミニク・クルーズ(米国)
Def.3R終了/判定
イアン・マッコール(米国)
【写真】強弱のアクセントがつき、マッコールをいなし続けたクルーズが文句なしの判定勝ち (C) MMAPLANET
サンディエゴ生まれ、サンディエゴ育ちのクルーズと、マッコールのグッドルッキン・ラティーノの一戦。身長やリーチ、キャンパスで劣るマッコールが直進的な動きでパンチを振るい、組みつくが、クルーズはサイドステップをつかい、横に回りながらパンチをヒットさせていく。
前に出るたびに顔に傷をつけていったマッコールは2Rに入ると、前蹴りで出足も奪われ、思うように攻めることができない。それでも懸命に前に出るマッコールだったが、クルーズのハイキックでバランスを崩す場面が見られる。
KOを狙うわけでもなく、ひたすらパンチでマッコールの出足を止めるクルーズは、クロールフックや絶妙のタイミングでテイクダウンを決めるなど、攻撃に強弱のアクセントがつき、手がつけられない状態に。
最終ラウンドは、極端に手数を減らし、クルージングのようにステップワークでマッコールをいなし続けたクルーズが文句なしの判定勝ちを収めた。