【BFC80】ミドル転向クーパーが、15分間のTD+パウンド・ショー
<ミドル級/5分3R>
ブレット・クーパー(米国)
Def.3-0:30-27, 30-27, 30-27
ダリール・コッブ(米国)
互いにジャブを伸ばし、クーパーが右ストレートを打ちながら距離を詰めると、最初のテイクダウンを成功させる。パウンドを落としパスに成功したクーパーだが、キムラを狙ったところで、コッブがパワーで立ち上がる。
再びケージにコッブを押し込んだクーパーは、打ち合いのなかでパンチを受けながらもダブルレッグダイブでテイクダウン。パウンドを集中させるクーパーは、バックを制し投げを狙うと、コッブがケージを掴んでディフェンスする。正面に回りボディロックから再びテイクダウンしたクーパーが引き続き、パウンドを落としていく。
クーパーが立ち上がってパウンドを狙ったところで、起き上がったコッブだが、打撃戦のなかで振りが大きくなってしまい、簡単にダブルレッグでテイクダウンを許してしまう。左右のパウンドを落とすクーパーは、足を払って重い一撃を見舞ってパスへ。再び、クーパーが飛び込んでパウンドを放ったところで初回が終了した。
2R、距離を取ってローを蹴り込むコッブだが、直後にクーパーのロングフックを受ける。右を返すコッブ、左アッパーストレートを伸ばすも、ダブルレッグには成す術なく背中をマットにつけてしまう。ボディから顔面へ連打するクーパーに対し、ケージに頭を押し込まれたコッブはタフさこそ発揮するも、反撃の機会はなくパンチを受け続ける。
残り1分、クーパーはトップをキープしパウンドを落としながら2Rを戦い終えた。
最終回、ワンツーから右ロー、左ハイを見せるコッブは、懸命にコッブのテイクダウン狙いをスプロールするも、ケージに押し込まれてシングルからダブルにスイッチされ倒される。ここからは、序盤の2Rと同じクーパーのパウンドをコッブが受ける状態が続く。間を計りながら、連打を落とすクーパーだが、コッブはパンチを受けながらも意識はハッキリしている。
ただし、防御もできず、反撃の機会もないまま試合は残り1分へ。蹴り上げて立ち上がろうとしたコッブをがぶったクーパーはバックへ回る。再びがぶりからバックに回ったところで立ち上がったコッブは、KO狙いの打撃戦へ。ガードを固めるクーバーは、残り時間10秒を切ってテイクダウンへ。結果、フルマークでクーパーがミドル級転向初戦で判定勝ちを収めた。