【UFN59】アイリッシュ=ホロハンの圧勝にマクレガー応援団大盛り上がり
<フライ級/5分3R>
パトリック・ホロハン(アイルランド)
Def.3-0:30-27, 30-27, 30-27
シェーン・ハウエル(米国)
マクレガー応援団の大きな声援を受けるホロハンは、場内を見上げて笑顔を見せる。軽いローとハイを見せあったあとでホロハンが思い切り右から左を振るって前に出る。ケージに詰まったハウエルはローを受けるが、間合いを外す。ホロハンはミドルを受けつつ組んでテイクダウンに成功し、パンチを入れてバックへ。両足をフックしエルボーからRNCの態勢に入るホロハンだが、ここはハウエルが耐える。
パンチをいれながらRNCの機会を窺うホロハンは、左腕をワンアームで深く入れる。組ませないように手首を取るハウエルが、強引に逃げようとして腹ばいに。背中を伸ばされながらも絞めを逃れたハウエルだったが、起き上がろうとしてまたも潰される。後方からパンチを受けるハウエルは、ローリングを繰り返しついに胸を合わせトップへ。ここで初回が終了した。
2R、接近戦でアッパーを見せたホロハンは蹴り足を取られてバランスを崩す。すぐに態勢を整え直し、サウスポーから右フックを繰り出す。オーソに戻したかと思えば、またもスイッチしてハウエルを混乱させると、残り2分を前にしてテイクダウンを奪う。背中をマットにつけたハウエルはケージを蹴ってバックを狙うが、これはならずガードを取り直す。
トップのホロハンがケージを蹴ってパス狙いという珍しい動きを見せる。足を組み替えてハーフで耐えるハウエルだったが、やがてパスを許すとまたもバックに回られる。残り30秒、ネッククランクに出たホロハンが、このラウンドもしっかりとモノにした。
最終回、ホロハンが左ジャブから右フック、ハウエルの右ハイをバックステップでかわし右ジャブを伸ばす。右アッパーを見せたホロハンは、ここでも構えを小刻みに変える。前に出て局面を打開しようとするハウエルだが、ケージに押し込まれるとバックを許し、前方に崩される。四の字フックからパンチ、RNCの態勢に入ったホロハンはしっかりとバックマウントでハウエルをコントロールし続ける。残り30秒で背中が真っ直ぐ伸びた会うエルだが、最後までチョークだけは許さずタイムアップに。判定は当然、ホロハンに。アイルランド系のファンが、メインを前に大きく盛り上がりを見せた。