【Glory03】ロスマーレン、勝機を逃さずトーマスから3度ダウンを奪う
<GWS70キロT準々決勝/3分3R>
ロビン・ファン・ロスマーレン(オランダ)
Def.2R0分26秒by TKO
ティム・トーマス(英国)
昨年IT’S SHOWTIMEの70kgトーナメントを制して、一躍脚光を浴びるようになったロスマーレン。1回戦ではアスケロフとの真っ向勝負の打ち合いをスピードと手数で押し切った。一方のトーマスはムエタイ・スタイルで、1回戦のデニス・シュナイドミラー戦ではリーチを生かした攻撃とシュナイドミラーのイエローカードで勝ちをもぎ取った。
1R、ガードを上げてじりじりと前に出ていくロスマーレン。トーマスはインローを蹴って、距離を取りながらジャブ、ワンツーを返す。トーマスのローを受けて、ロスマーレンもすぐにローを蹴り返す。ロープを背負ったトーマスは左のヒザ蹴りと左ミドル。ロスマーレンは左ボディからパンチをまとめる。
ジャブを突いて距離を取るトーマスに右フックをかぶせるロスマーレン。トーマスはロスマーレンのパンチを誘って右のヒザ蹴りを突き上げる。終盤、ロスマーレンが左フックから飛び込んでパンチをまとめ、一瞬、トーマスの動きが止まる。ジャッジは5名とも10-9でロスマーレンにポイントをつけた。
2R、ここも左フックから右ストレートにつなげるロスマーレン。トーマスにロープを背負わせてパンチから右ロー、さらにトーマスのガードの間から右アッパーを突き上げる。ガードを上げて右のヒザ蹴りと右ミドルを蹴るトーマスだが、ロスマーレンはそこに右フック、右アッパーから左のヒザ蹴り。そして右フックで動きを止めて左右のフック。これでトーマスからダウンを奪う。
立ち上がったトーマスに一気に襲い掛かるロスマーレンは右アッパーと右フック、左フックを打つとトーマスがバランスを崩して、レフェリーは2度目のダウンを宣告する。最後はロスマーレンが右アッパーから連打をまとめて、レフェリーが両者の間に割って入るようにして試合をストップ。ロスマーレンが持ち味である圧力と回転の速いパンチでトーマスからKO勝利を収めた。