【Glory03】21歳ダルベックの左ストレートに、佐藤嘉洋沈む……
【写真】ダルベックの左を被弾するシーンが多かった佐藤嘉洋、KO負けはショックだ(C) BEN PONTIER/GLORY
<GWS70キロT準々決勝/3分3R>
サニー・ダルベック(スウェーデン)
Def.2R by TKO
佐藤嘉洋(日本)
当初、リザーブファイトでジャバル・アスケロフと対戦することになっていた佐藤嘉洋。出場予定だったアルバート・クラウスがインフルエンザにかかってしまい、まさかの欠場。繰り上げで、佐藤の本戦復帰となった。この幸運を新鋭のサニー・ダルベックとの試合で、どう生かすことができるのだろうか。
1R、ローキック、前蹴りで前へ出る佐藤。ダルベックの左ストレートをもらうが、前へ出てローキック。ダルベックは、右、左のパンチ。これを見切り始めた佐藤は、右ローキックを決め始める。左ローキックが入る。ダルベックの左アッパーやフックなど細かいパンチが入るが、それでも前へ出る。右フックからヒザ蹴りを見舞う佐藤。ダルベックの左のパンチを受けるシーンが多い。佐藤の蹴りよりも、ダルベックのパンチの攻勢が目立ったラウンドは、ジャッジ4人がダルベックを支持した。
2R、ローキックを決めた佐藤は、前へ出て左右のフックを見せる。さらに前へ出て右ストレート。ダルベックは、左ストレートの強打を狙うが、佐藤がかわす。左アッパーから左ストレートのダルベック。佐藤はかわして右フック。乱打戦から前に出て組み合う場面が多くなり、佐藤は鼻から出血。佐藤はテンカオ。だが、ダルベックの前蹴りからの左ストレートが決まり、前方にヒザをつく。
立ち上がった佐藤をダルベックの左ストレートがさらに襲う。ふらつく佐藤は、ダメージが抜けないか。それでも佐藤は前へ出て打ち合うが、ダルベックのヒザ蹴りがボディに入り、転がるように倒れ込んだところで、レフェリーはダウンを宣告。2R終了間際だったが、そのままTKOとなり佐藤は21歳の新鋭に完敗を喫した。