【BFC78】接近戦で打ち勝ったロジャースがフルマーク判定勝利
<ミドル級/5分3R>
ブライアン・ロジャース(米国)
Def.3-0:30-27, 30-27, 30-27
ドミニク・スティール(米国)
試合開始早々、組みついてきたスティールにロジャースの右フックがヒットして早くもふらつく。スティールは距離を取り直し、左ジャブをダブルで見せ、ロジャースが前に出てくると右アッパーを放っていく。しかし、パンチをヒットさせたのはロジャースの方。右ストレートでスティールをのけ反らせる。
ローの蹴り合いの後、互いに距離を取ったお見合いが続く。決して打ち勝てていないスティールが距離を詰め、ロジャースがカウンターを狙う展開のなか、ラウンド終盤の接近戦でロジャースがエルボーを決め、再びスティールの動きが止まった。
2R、右フックを振るいながら前に出るスティール。左ジャブで牽制するロジャースが、自ら前に出ていく。距離が詰まって右ストレートからヒザ、組みつかれそうになってもエルボーを放ちロジャース優勢が続く。唇、左目の周囲を腫らしたスティールが組みつこうとするも、ロジャースは首相撲からヒザを突き上げる。パンチが少しでも触れると、スッと距離を取るロジャースをスティールは詰めることができない。
構えを変えて跳びヒザにトライしても、ロジャースは距離を取る。左右のローを時折り放ち、接近戦で無理のない試合を見せたロジャースが、2Rも取った。
最終回、ロジャースの蹴りをキャッチしてテイクダウンを狙ったスティールだが、ケージに詰めたところでエルボーを受けそうになり自ら距離を取る。
左ストレートをヒットさせたスティールが前に出て連打を振るう。しかし、ロジャースは反対にフックの連打でスティールを後退させる。ロジャースの右フックに合わせ、組みついていったロジャースだが、ここでもテイクダウンを奪えず距離を取り直す。残り1分、スティールの左ローにロジャースが、ワンツーを合わせる。再び、ジャンピングニーを見せるも、空振りに終わったスティールは、最後まで自分のペースで戦えないまま試合終了を迎えた。
結果、当然のようにロジャースがフルマークで判定勝ちを収めている。