【UFN58】もう一人のリョート、ミーンズの圧力かわせずスプリット判定負け
<ウェルター級/5分3R>
ティム・ミーンズ(米国)
Def.2-1:29-28, 29-28, 28-29
マーシオ・アレシャンドリ(ブラジル)
TUF BRシーズン3ファイナリストのアレシャンドリは、空手ファミリーの出でリョートの異名を持つ。サウスポー同士の一戦、すぐに組み付いたミーンズ、離れたアレシャンドリが左ハイから左ストレートを伸ばすも、ミーンズも左ジャブを2発打ち込む。組んでエルボーを入れたミーンズ、離れたアレシャンドリが左ストレートからローを入れる。ミーンズが左ストレートを打ち込む。左の突きを見せるアレシャンドリだが、ミーンズに圧を掛けられ、左のパンチを受ける。残り1分、左下段を2発放ったアレシャンドリの左中段、ミーンズのスピニングエルボーが交錯する。残り30秒、前に出るミーンズはサークリングでかわし、左ストレートをアレシャンドリが伸ばす。続いて首相撲からヒザを狙った直後に初回が終わった。
2R、前に出てきたミーンズに自ら組み付いたアレシャンドリが、ケージに詰められギロチンを見せる。すぐにリリースしたアレシャンドリは蹴りを放つも、ミーンズの左ストレートを被弾する。圧に押され、バランスを崩すように背中をついたアレシャンドリが、立ち上がり右手がマットから離れるかどうかというタイミングで、ミーンズのヒザを顔面に受けダウンする。
試合がスタンドで再開されると、アレシャンドリの左ハイでミーンズがダウン。パウンドを落とすアレシャンドリだったが、ミーンズが組んでトップを取り返しエルボーを落とす。クローズドガードのアレシャンドリに鋭い右を入れるミーンズは、左右にエルボーにつなげる。立ち上がってパウンドを入れるミーンズがパスに成功。背中を預けながら立ち上がったアレシャンドリが、胸を合わせ逆にテイクダウを奪う。効果的な攻撃がなく、ミーンズがスタンドに戻ることを許したアレシャンドリは、投げを潰され下になった状態でラウンド終了を迎えた。
最終回、ミーンズが圧を掛ける展開が続き、左フックをヒット。左に移動するアレシャンドリは左ハイ繰り出すが、距離を詰めたミーンズがヒザを入れ、左ストレートを打ち込む。左の目の上を腫らせ、疲れが目立つアレシャンドリの蹴りには威力が感じられない。ならばとアレシャンドリが組みつくが、ミーンズは離れて左ミドル。続いてミドルから左ストレートを入れたミーンズにアレシャンドリは距離を取るばかりで、反撃に出られない。完全にスタミナ切れで、手が出ないアレシャンドリ。判定はスプリットに分かれたが、ミーンズが判定勝ちを収めた。