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【UFC153】カモージー、距離を取り合う展開も打撃戦で優勢に

2012.10.14

<ミドル級/5分3R>
クリス・カモージー(米国)
Def.判定3-0:29-28、29-28、29-28
ルイス・カーニ(ブラジル)

サウスポー同士の一戦は、カモージーがローから右ジャブ、左ハイを見せてスタート。カーニは距離を取ってサイドへのステップを見せるも、カモージーは左から右を伸ばし前に出る。右フックを振るいながら前に出るカモージーに対し、カーニは距離を取る。エルボーからニーを繰り出すカモージー。蹴りを掴まれながらバックに回ったカーニは一気に足をフックして、ハーフバックへ。

そのままパンチを落としながら、リアネイキドチョークを狙うカーニだが、カモージーも手首を掴んでディフェンスに徹する。パンチに切り替えたカーニだが、フックを外したため試合はスタンドに戻った。

オクタゴン中央でやや距離を取りながら打撃戦を続ける両者、カモージーはパンチで詰めてボディにテンカオを見せるも、カーニが回り込んで間合いを外す。終了間際にカーニが、右フックを打ち込んだ初回が終わった。

2R、前に出るカモージーと回り込むカーニという展開が続く、両者クリーンヒットがない。

こうなると手数勝負となるが、カモージーはローから右フックを見せ、カーニが下がって間合いを取る。ケージに詰まると接近戦でパンチを返すカーニだが、打ち終わりで距離を取る。カーニは残り1分で自ら前に出てパンチを見せたが、カモージーがすかさず左フックを打ち込んでペースを譲らない。残り20秒、ダブルレッグを切ったカーニがカモージーをケージに追い込んだが、ここでも効果的な一撃はないまま試合は最終ラウンドへ。

最終回もカモージーがパンチを振るいながら前に出て、カーニがカウンターを狙いながら距離を取る展開が続く。中盤、カーニが左フックから前に出るシーンも見られたが、互いに相手の攻撃にはステップバックし、接近戦には発展しない。残り2分、カーニのローにカモージーが左フックを合わせる。カーニのテイクダウン狙いは、すぐに切られ自ら距離を取る。カーニはストレートを伸ばし、これがクリーンヒット、今度はカモージーが距離を取らざるを得なくなる。

ここで距離を詰めたいカーニだが、彼の選択はテイクダウンで、カモージーはスプロール。残り10秒、前に出てくるカモージーに対し、ケージに詰められたカーニの右から左ストレートがヒットしたところでタイムアップとなった。結果、1Rにバックを許したものの打撃戦をリードしたカモージーが判定勝ちした。

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