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【UFC153】モラエスが、テイクダウン狙いで消耗するも最後は一本

2012.10.14

<ウェルター級/5分3R>
セルジオ・モラエス(ブラジル)
Def.3R3分10秒 by リアネイキドチョーク
ヘネ・フォルチ(ブラジル)

身長&リーチで優るモラエスに対し、ジリジリと距離を詰めるフォルチ。右を振って前に出るモラエスは、フォルチが距離を詰めてきたところでテイクダウンを決めるも、フォルチはすぐに立ち上がる。

ケージに押し込まれた状態から逃れたフォルチだが、すぐにモラエスが組みつき、今度は完全に腰をコントロールされ、背中をキャンバスにつける。

立ち上がろうとしたフォルチの背中にジャンプして飛び乗ったモラエス、乗りすぎで前方に落されるとガードを取る。フォルチがスタンドで待つ形になったため、レフェリーがブレイクを明示して試合はスタンドへ。打撃戦になると、ことあるごとに両手を広げるモラエスだが、それが何を意味するのか?

終了間際のフォルチの右ハイを避けながら、モラエスは両手を広げ、初回を戦い終えた。

2R、右エルボーを狙うモラエスに左を打ち込み、リーチの差に負けずに前に出てパンチを振るうフォルチは、モラエスのダブルレッグにテイクダウンを許し、ケージを背に懸命に立ち上がろうとする。ヒザを受けながら立ち上がったフォルチに対し、モラエスは自ら距離を取り、すぐに組みつく。

フォルチが切って、打撃の距離に戻ると、今度はシングルレッグを見せたモラエスは、肩で息をするようになる。テイクダウンを仕掛け、自らが消耗していくモラエスだが、この攻撃を続けてスコアリングするしかない。

組みの展開で異様にブレイクが早い、レフェリーのマリオ・ヤマサキが、ケージ際での組み合いにブレイクを命じ、試合は打撃戦の間合いに。すると、右アッパーから左フックを打ち込んだフォルチが、ヒザ蹴りにつなげるとモラエスはバランスを崩す。

ガードを取ったモラエスを立ったまま見下ろし、ローを打ちながらフォルチはラウンド終了を迎えた。リーチを生かした手打ちのパンチを使うモラエスに、フォルチは踏み込んで左をヒットさせる。すると、ファルチの右ローにカウンターを当てたモラエスは、前に出てきたフォルチに組みついてそのままスタンドでバックを奪う。

四の字ロックからリアネイキドチョークを狙うモラエスは、立ったままで腕を入れ替えてパンチを見舞う。強引にアゴ先に腕をねじ込ませると、フェイスロックに切り替えたモラエス。立っていられなくなったファルチは、ヒザをつくと体が伸び、そのままリアネイキドチョークでタップを強いられた。

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