【UFC FOX13】ハファエル・ドスアンジョスがローと寝技でネイトに圧勝
<161ポンド契約/5分3R>
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル/3位)
Def.3-0:30-26, 30-26, 30-27
ネイト・ディアス(米国/14位)
サイドキックから右ジャブを伸ばすネイト。ドスアンジョスは左ローを入れる。続いて右ミドルを蹴り込んだドスアンジョスが、左ローを続ける。ネイトの右ジャブに前進を封じられることなく、ドスアンジョスは左ローや右ミドルからパンチを狙っていく。左フックを受けて一瞬、動きが鈍ったように見えたネイトは、ローを受けて構えをオーソにするシーンも。ドスアンジョスは左ローから右フック、前に出てきたネイトに左ローを入れる。
ローを受けた体が寄れるようになったネイトは、懸命に蹴り足を掴むがテイクダウンはできない。前に出て首を取られて体が崩れたネイトにドスアンジョスがパウンドを落す。ドスアンジョスネイトのバタフライガードを畳み、バックへ。体を巻きこんだネイトは、足関節をセットするも足を抜いたドスアンジョスが腕四方からワキをすくっていく。そのままパウンドを入れ、エルボーに繋げたドスアンジョスが左右のエルボーを落としネイトを圧倒した。
2R、左アウトサイドローを受け、棒立ちになるネイト。さらにドスアンジョスが左ローを続け、右インサイドローでネイトが崩れる。オーソに構えたネイトだが、ドスアンジョスは止まらず、右足だけでなく左足にも強烈なローを被弾する。2分を経過する頃にテイクダウンに成功したドスアンジョスは、インサイドガードからエルボーを入れる。右目尻をカットしたネイトは手首を掴もうとするが、思い切り振りかぶったエルボーを再び落される。
立ち上ろうとし背中を取られたネイトが、胸を合せることに成功する。離れたドスアンジョスが左ロー、ネイトのパンチは距離が合わない。と、ここでドクターチェックが入る。再開後、右ミドルを決めたドスアンジョスが左ローに繋げる。ワンツー、右ジャブで前に出るネイトだが、足が効かされており踏み込めない。手打ちのネイトにローを重ねるドスアンジョスの二段蹴りでネイトがダウンしたところで2Rが終了した。
最終回、ネイトはサウスポーに構えサイドキックを入れるが、右足に思い切り蹴りを入れられオーソに変える。ドスアンジョスは意に介せずダブルレッグを決めてテイクダウン。ナイスポスチャーからパウンド、エルボーを落とし、ワキ差しパスを仕掛ける。ネイトが足を戻すと、立ち上がって強烈なロー。クローズドに戻したネイトの顔面にパンチ&エルボーを落すドスアンジョスは、盤石の試合運びを見せる。トップをキープし、時間を掛けて攻めるドスアンジョスは残り30秒を切ってパウンドの回転数を上げ、パス狙いへ。足を戻し、ガードからオープンハンドブローを見せるだけのネイトに対し、パウンドの猛攻を仕掛け、試合を締めた。
判定ながら体重超過のネイトに圧勝したドスアンジョスは、タイトル挑戦をアピールした。