【UFC FOX13】ドスサントス&アリスター揃い踏みの大会に、8年振りのジョー・リッグス出場!!
【写真】汗っかきファイトを期待したいジョー・リッグスのUFC復帰戦 (C)MMAPLANET
13日(土・現地時間)、アリゾナ州フェニックスのUSエアウェイズ・センターで開催されるUFC FOX13「dos Santos vs Miocic」。ジュニオール・ドスサントス×スタイプ・ミオシッチをトリに、ヘビー級の試合が3試合もメインカードで組まれている同大会には、開催地アリゾナ州、そしてフェニックスに縁のあるファイターが多く出場している。
2008年北京五輪フリースタイルレスリング55キロ級金メダリストのヘンリー・セフード、元WEC世界ライト級王者ジェイミー・ヴァーナー、フライ級トップコンテンダーのジョン・モラガらと並び、フェニックス生まれフェニックス在住のジョー・リッグスの名前がラインナップの中に見られるのは嬉しい限りだ。実にリッグスにとって、この試合が56戦目のMMAマッチ、そして8年振りのオクタゴン復帰戦となる。初めてUFCで戦ったのは10年以上前の2004年8月のこと。
まだ専属契約が一般的でなかった時代、UFCデビュー後に旧体制下のWECでミドル級王者となり、UFCに戻るとウェルター級に転向。その初戦でクリス・ライトルを破ると、マット・ヒューズの持つ世界ウェルター級王座への挑戦権を手にした。しかし、体重を落とせなかったことでこのチャンスを棒に振り、ノンタイトル戦でヒューズと対戦。チャンピオンの怒りを買ったかのごとく、1Rで早々にキムラを極められてしまった。その後、ニック・ディアズに判定勝ちするも、マイク・スウィックやディエゴ・サンチェスというTUFシーズン01ファイターに敗れ、UFCをリリースされてしまった。
リッグスはストライクフォースで地道に活躍するもトップに躍り出ることはできず、やがてローカルショーに転出を強いられる。ラストチャンスとばかり、SpikeとBellatorが企画したリアリティTVショー=ファイトマスターズに出演したリッグスは、ここで見事に優勝を飾る。リッグスはこのままBellatorに固執せず、UFC復帰を目論むと、代役ながら再契約を果たした。ところが──自宅で拳銃の掃除中に誤射で自らの足を撃ってしまい欠場、オクタゴン登場は3ヶ月遅れの今大会となった。
地元でのUFC復帰はリッグスにとっても感慨深いものがあるだろう。対戦相手のベン・サンダースもまた、8月に代役出場で4年振りのUFC復帰を果たしばかり。なんともノスタルジックに浸りそうになる顔合わせとなった。念願のUFCとはいえ、リッグス自身厳しい戦いが待っていることは覚悟しているに違いない。13年で55試合をこなしてきたリッグスの体は、ダメージが蓄積していて然り。打たれ弱くなった印象もある。現在、6連勝中だけに殴られないで殴るファイトも板についてきた。長身でヒザも強いサンダース相手に、くれぐれも華々しく散ろうなどというファイトでなく、懸命に組んでテイクダウンを狙う勝負にこだわった戦いを期待したい。
■UFC FOX13 対戦カード
<ヘビー級/5分5R>
ジュニオール・ドスサントス(ブラジル/2位)
スタイプ・ミオシッチ(米国/4位)
<ライト級/5分3R>
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル/3位)
ネイト・ディアス(米国/14位)
<ヘビー級/5分3R>
アリスター・オーフレイム(オランダ/11位)
ステファン・シュトルーフ(オランダ/15位)
<ヘビー級/5分3R>
ガブリエル・ナパォン(ブラジル/12位)
マット・ミトリオン(米国/14位)
<フライ級/5分3R>
ジョン・モラガ(米国/5位)
ウィリー・ゲイツ(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
クラウジア・ガデーリャ(ブラジル)
ヨアナ・イェンジェチック(ポーランド)
<ウェルター級/5分3R>
ジョー・リッグス(米国)
ベン・サンダース(米国)
<ライト級/5分3R>
ジェイミー・ヴァーナー(米国)
ドリュー・ドバー(米国)
<ミドル級/5分3R>
デレック・ブルンソン(米国)
エド・ハーマン(米国)
<ライト級/5分3R>
ジョー・エレンバーガー(米国)
ブライアン・バルベレナ(米国)
<ライト級/5分3R>
デビッド・ミショー(米国)
ギャレット・ホワイトリー(米国)
<バンタム級/5分3R>
ヘンリー・セフード(米国)
ダスティン・キムラ(米国)
<バンタム級/5分3R>
アンソニー・バーチャック(米国)
イアン・エンウィソル(英国)