【OFC06】朴光哲がゾロ・モレイラとのOFC世界ライト級戦に出場
18日(火・現地時間)、ONE FCより、10月6日(土・同)にシンガポール・インドアスタジアムで開かれるOFC06「Rise of Kings」で、ライト級とバンタム級で世界王座決定戦を行うことに加え、バンタム級挑戦者決定戦の意味を持つ8人トーナメント=バンタム級GPの開催が発表された。
青木真也がスーパーファイトに出場し、マレーシア在住のフランス人ファイター=アルナウド・ルポンと戦う同大会には、朴光哲、上田将勝が出場。朴はゾロ・モレイラとOFC世界王座決定戦、上田は韓国のソン・ジョンミンとバンタム級GP準々決勝で戦うことになる。
8月31日のOFC05終了時点で、ライト級王座はゾロとエドゥアルド・フォラヤンの間で争われると見られていたが、フォラヤンが11月のURCC出場を優先させたため、ゾロの相手はオーレ・ローセンになると目されていたが一転、日本から朴が出場することとなった。
昨年、プロ修斗世界ウェルター級(※70キロ)王座獲得に失敗し、一度は引退を口にした朴は、7月にMMA復帰を果たし小知和晋に1R・KO勝ちしているベテランファイターだ。打撃、特にパンチ力に定評のある朴だが、ゾロのヒジ打ちと首相撲からのヒザ蹴り、そしてブラジルで行われていた柔術世界大会の茶帯で頂点に立っている組技は脅威、しっかりと距離を取ったファイトで一矢報いたいところだ。
今回GP準々決勝としてジェンス・パルヴァー×中国のジャオ・ヤフェイとともに参戦が発表された上田は、BFCにチャレンジするもトーナメント初戦敗退に終わっており、RFCバンタム級王座決定戦ベスト4どまりのソン・ジョンミンには絶対に負けられないところだ。上田やパルヴァーが出場するGPウィナーの挑戦を受けることになるバンタム級王者も、同大会で決定する。OFC初代バンタム級王座決定戦に出場するのはレオナルド・イッサとキム・スーチョルの両者となった。
昨年9月のOFC旗揚げ戦で対戦した両者が、ベルトを賭けて再び拳を交えることになる。フィリピン最強の異名を取ったケビン・ベリンゴンをテイクダウンで圧倒して勝利したキム・スーチョルが、そのベリンゴンに秒殺している今成正和を完封したイッサを相手にリベンジ戦に挑むバンタム級戦は、やはりイッサ有利とみるべき。
本拠地シンガポールに戻るOFC06はゾロ、イッサ、そして青木とイヴォルブMMAフェスタになる可能性の高いイベントとなりそうだが、ここは朴とキム・スーチョルの頑張りにも期待したい。