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【Interview】新生ミノワマンが韓国で感じたこと=UFCへの想い(後編)

2012.09.18

Minowaman

【写真】観客席の反応に対し、試合後のパフォーマンスはいつも以上に熱を帯びたミノワマン (C) MMAPLANET

15日(土・現地時間)のRFC09「BEATDOWN」に出場したミノワマンは、ファンのリアクションに優しさを感じたという。悩んだうえで挑んだユク・ジンスとの復帰戦を終え、ミノワマンはどこに進もうとしているのだろうか。改めてMMAファイター、ミノワマンも思いに触れた。

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――各試合で、お客さんが韓国人選手の名前を連呼するようなコールで、試合を盛り上げていました。

「ソウルでやっている時以上の反応というか……。韓国で初めて総合が行われた大会など見ていますが、凄くファンの意識も変わったと思いましたね」

――お客さんの反応が、試合後のパフォーマンスをお決まり以上のものにしたような感じでしたか。

「もともと、一度ケージの外に出て、対戦相手がマイクで話していたので、もう戻ろうと思っていたら、観客が煽ってくれて。これはやらないといけないなって。で、ケージに戻ると『グワー』という風に盛り上がって」

――一度は退出路に消えたかと思ったら、また戻ってきてスタンド席の前でパフォーマンスをしました。

「もう、やりたいことをやっちゃえっていう気持ちになりました(笑)。お客さんに満足してもらえて、結果的に出させてもらって良かったです。それも流されてではなくて、しっかりと考えて出た試合だったので。RFCが断っても、何度も出てほしいと言ってくれて、自分をリセットしたなかで、初戦がこの大会で良かったと思います」

――試合内容については、テイクダウンをされたときは『まさか』と思いました。

「あそこが一番得意なグレコのファイターなんで、想定していた部分ですから、落ち着いて対応できました」

――またRFCに出る予定はあるのでしょうか。

「そうですね、周囲の人々と話をしてきて、次は12月ぐらいに国内で試合に出たいと思っています。なかなか海外で試合機会を得るのも、難しいものがあるのですが、UFCを目指す気持ちは変わりありません。それがあるから、戦っている。UFCで戦いたいという気持ちで戦い続けること、強くなろうというモチベーションとなっています。自分の生きる力になっているんで。

インドで負けて、このままじゃダメだって……。いや、本当はずっと分かっていたことなんですけど、試合のペースが短くて、体が持たないし、しっかりと練習もできないって。良い結果を出したい、納得いく試合がしたいという気持ちの強さを、改めて自分が理解した試合になったんです」

――ミノワマン選手が目指すところを邁進できればと願っています。改めて、復帰戦の勝利に対しておめでとうございますと言わせていただきます。

「ハイ、ありがとうございました(笑)」

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