【on this day in】11月1日──2003年
【写真】初めて日本にやってきたホナウド・ジャカレは、メインの黒帯アブソルート級10分1R戦に出場。1991年講道館杯優勝の佐藤博信と対戦し、三角絞めで圧勝した (C)MMAPLANET
プロフェッショナル柔術「DESAFIO」
@東京都港区・六本木ヴェルファーレ
「道着メーカーのコラルがスポンサードし、六本木ヴェルファーレに特設マットが設置され行われたプロ柔術大会。ジャカレ以外にもビビアーノ、デミアン・マイア、マリオ・ヘイスにファビオ・レオポルドらが来日し、その圧倒的な強さを見せつけた。結果、あまりに力の差がありすぎて、彼らの試合内要はほとんど覚えていない(笑)。個人的には第1試合で阿部裕幸がかなりの高さの試合場から、スイープで落とされたのを見て、『ひどいことをするなぁ』と思ったことをよ~く覚えている。そして車で取材に行ってしまい、六本木の駐車場代の高さに冷汗が出たことも……。翌年にサンパウロで2度目のイベントが開かれたが、今となっては国内で柔術が普及する熱に犯されたバブル的な大会だったような気がする。そのつけを払わされた某氏が気の毒でならない。ヴェルファーレ自体も、これから3年2カ月後に閉店した」
on this day in──記者生活20年を終えようという当サイト主管・高島学がいわゆる「今日、何が起こったのか」的に過去を振り返るコラム。自ら足を運んだ取材、アンカーとして執筆したレポートから思い出のワンシーンを抜粋してお届けします。