【BFC73】ロウロがノゲイラ下し、同門ドゥドゥのバンタム級王座挑戦へ
<バンタム級トーナメント決勝/5分3R>
マルコ・ロウロ(ブラジル)
Def.2R4分20秒 by TKO
ルイス・ノゲイラ(ブラジル)
左フックから右ローを蹴り込んだロウロが、瞬時にして組みついてテイクダウンを奪う。すぐに立ち上がったノゲイラは、ヒザをボディに受けながらテイクダウン狙いを阻止し、態勢を入れ替える。2度、3度とケージ際で体を入れ替える両者、互いにヒザを出し合い、離れながらパンチを振るった。
打撃の距離に戻ると、ノゲイラのヒザ蹴りを防ごうとロウロがヒザを上げる。これが急所に触れ、試合は一時中断。再開後、ノゲイラはステッピングを繰り返し、カウンターを狙うがロウロが長いリーチを生かし、遠い距離からストレートを見舞う。ノゲイラはボディロックからテイクダウンを奪いサイドにつくも、寝技に拘らずロウロはすぐさま立ち上がる。
左フックを振るいながら前に出たロウロ、パンチの打ち合いはノゲイラが有利にも見えたがヒザを顔面に突き上げて対応し、初回が終了した。
2R、ガードを高くしたロウロに、ノゲイラのパンチが襲い掛かる。ロウロはここでもヒザを見せる。至近距離ではパンチの応酬でなく、ヒザが狙いのロウロは右アッパーも繰り出す。ノゲイラのパンチに距離を取るロウロは、遠い距離から左フックを振り下ろすもこれは空振りに。
ノゲイラは左ジャブから右ローを決める。さらに右ストレートを伸ばすノゲイラ、ロウロが首相撲の態勢に入るとスッと距離を取る。ステップは細かいが、パンチの振りは大きなノゲイラは、右から左をヒットさせる。さらに右ローで前に出るが、ロウロの右ストレートで動きが止まる。ロウロは続けて左フックを打ち込み、ノゲイラが組みついてきたところで大内刈り。トップを奪取し、そのままマウントへ。
鉄槌の連打から、背中を見せたノゲイラにエルボーを落し続けるロウロ。後頭部へのヒジのようにも見えたが、ここでレフェリーが試合をストップする。
鉄槌の連打の時点でストップになってもおかしくなかったが、ロウロが勝負どころを逃さない畳み掛けを見せTKO勝ちをした。シーズン6バンタム級トーナメンを制し、同門ドゥドゥ・ダンタスの持つBFC世界バンタム級王座挑戦権を手にしたロウロは「凄く嬉しい。エドゥアルド・ダンタスは長い間、ずっと練習してきたけど、300パーセント勝ちに行く」と語った。