【Special】エド・ソアレスはどう思う? JJの対戦拒否
【写真】「私がジョン・ジョーンズのマネージャーなら、試合をさせた」(エド・ソアレス) (C)MMAPLANET
UFC151「Jones vs Henderson」がイベントごとキャンセルされるという、前代未聞の事態に発展した。ジョン・ジョーンズのチェール・ソネン戦の対戦拒否問題について、MMAPLANETではファイターや関係者にそれぞれの意見を尋ねてみた。
「○○はどう思う、JJの対戦拒否」。第3弾はBlackhouseのマネージャー、エド・ソアレスの考えをお届けします。
エド・ソアレス
「ジョン・ジョーンズはチェール・ソネンと戦うべきだった。彼はここまでダン・ヘンダーソンと戦うために、トレーニングを積んできたはずだ。体調的には何ら問題もない。チェール・ソネンは7月にミドル級世界王者にKO負けをしているファイターじゃないか。世界ライトヘビー級チャンピオンにとって、ミドル級タイトル戦で敗れた相手と戦うことは使命といえる。
もちろん、ジョン・ジョーンズが最後の最後に対戦相手が変わることを嫌がることは理解できる。でも、本当に多くの人間をがっかりさせた決断だった。UFCはこの大会のために、いったいどれだけの準備をして、費用を掛けてきただろうか。PPVだけでない、チケットの払い戻し、ホテル代などの費用、どれだけの損失を被ることになるのか。
TVの人間だって相当な損害が出るはずだ。それだけ影響のあるイベントだったというのが、私の考えだよ。そんな私に『お前は分かっていない』という人もいるだろう。そう、私は何も分かっていないのかもしれない。ただ、私がジョン・ジョーンズのマネージャーなら試合をさせたよ。チェール・ソネンには負けるようなファイターじゃない。ミドル級から階級を上げてくる彼に、どれだけ多くのことを求めることができる?
ただ、ジョン・ジョーンズの決断で、MMA界がダメージを受けるということはないはずだ。しかし、彼はファイターとしてのイメージという点で、大きなダメージを受けるに違いない。もちろん、誰もがそれぞれの考えを持っていて、ジョン・ジョーンズは自分が正しいと思う判断を下したに過ぎない。ジョン・ジョーンズのことは好きだけど、チェール・ソネンだって準備期間がなかったのだから、やはり断る必要はなかったと思う」