【Bellator124】凡戦一転!! ニュートンが回転拳でベルトランをKO、防衛成功
<Bellator世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
エマニュエル・ニュートン(米国)
Def.3R3分07秒by KO
ジョーイ・ベルトラン(米国)
前に出るベルトランに対し、ニュートンはバックキックを見せる。組んだベルトランがケージにニュートンを押し込むが、ワキを潜ってバックに回ったニュートンが後方へテイクダウン。すぐに胸を合せて立ち上がったベルトランに対し、今度はシングルからバックに回る。ベルトランは胸を合わせてアッパー、離れてワンツーを入れて組んでいく。組み合いのなかでテイクダウンを取ったのは、またもニュートン。ベルトランもすぐに立ち上がりここもケージ際の攻防に。ヒザを繰り出すベルトランは、距離ができると左ハイを受けそうになる。
残り1分、ベルトランのヒザに王者はパンチを合わせる。ニュートンが後ろ回し蹴りを見せると、ベルトランはショートの連打でチャンピオンを押し込む。ラウンド終了間際に、パンチを集中させたように見えた挑戦者だったが、ニュートンは受け流すような余裕が感じられた。
2R、変則的なサイド&バックキックから、ベルトランの前進に合せ左ミドルを蹴り込むニュートン。ベルトランは首相撲からヒザをボディに突き上げる。ニュートンもヒザを返し、右ストレート。ベルトランは前に出てエルボー、アッパーから右ハイと攻勢に出る。ニュートンのテイクダウン狙いを切ったベルトランは、スピニングバックフィストをかわすと組んで、首相撲からアッパー。チャンピオンはエルボーとパンチを返す。
回転拳を再度空振りにしたニュートンに、ベルトランが連打を放つ。蹴りを交えて戦うニュートンだが、下がる場面が目立つように。王者のミドルに、挑戦者はハイキック。ガードも下がるようになったニュートンだったが、ダブルレッグでテイクダウンに成功する。ベルトランはバックを譲りながら、立ち上がって胸を合わせる。ベルトランが取り返したラウンドとなった。
3R、背中を見せるような構えから蹴りやパンチを放つニュートンだが、ベルトランは構わずパンチを振るっていく。蹴りでプレッシャーを与えることができないチャンピオンは、左ミドルのあとでパンチを被弾する場面が増えてくる。自然、ケージ際を回ることが増えるニュートン。ベルトランはここで組みに行く。テイクダウンがならないと見るや、離れ際に右ミドルを放つチャレンジャー。手を出し、動き続ける両者だが、なぜか間延びした試合に映るのはどうしたことか。
フィニッシュの予感が伝わってこない体力消耗戦――と思われた、その刹那、パンチを振るいながら距離を詰めたベルトランに対し、ニュートンの左スピニングバックフィストがヒット。この一発でベルトランはマットに轟沈、間延びした試合は一転ハイライトリール級のKO劇で幕を閉じた。ベラトール世界ライトヘビー級王座初防衛に成功したニュートンはケージに姿を現した次期チャレンジャー=リアム・マクゲリーとステアダウン、握手をしてケージをあとにした。