【UFC FUEL04】フライ級に外れなし!! カリアソがファーガソンを制す
<フライ級/5分3R>
クリス・カリアソ(米国)
Def.判定3-0:30-27、30-27、30-27
ジョシュ・ファーガソン(米国)
パンチの連打から距離を詰めてカリアソをケージに押し込んだファーガソン。カリアソが態勢を入れ返すも、シングルで押し込もうとする。頭を押して足を引抜いたカリアソは、スタンドに戻ると左フックを打ちこみ、ファーガソンの動きを止める。
フックを振り回したファーガソンに、再びパンチを入れたカリアソはガードを取るファーガソンにパンチを落とすと、自ら距離を取り立ち上がる。パンチからダブルレッグでテイクダウンに成功したファーガソン、ダメージは残っていないか。起き上がろうと頭を起こしたカリアソの首を取りにいったファーガソン。カリアソは足を戻して立ち上がる。
ファーガソンは右ハイを空振りした直後に左の回し蹴りを見せる。この奇襲は成功しなかったが、ハッとさせられた動きだった。直後の組みの展開でカリアソはテイクダウンを奪い、そのままトップキープ。初回をモノにした。
2R、鋭いワンツーをヒットさせたカリアソ、初回に続き打撃で試合をリードする。ファーガソンも右を繰り出すが、カリアソのハンドスピードが上回る。前に出てくるところにパンチを合わせるカリアソは、シングルレッグで尻もちをつくも、すぐスタンドに戻ることに成功した。
シングルを潰されるシーンが多いファーガソンは、テイクダウンを仕掛ける距離が遠い。前に出てこさせて、右を引っ掛けるカリアソは、組みついてきたファーガソンのボディにヒザを見舞う。組みついて胸を合わせたファーガソンだが、右足を払われテイクダウンを許すと、エルボーを受けながら、2R終了を迎えることとなった。
3R、シングルを潰され引き込んだファーガソンが潜ってくると、カリアソはダース狙い。小手投げからスタンドに戻り、組みついてきたファーガソンのボディにヒザを見舞うと、ここでもテイクダウンに成功する。左ワキを差すファーガソに、左のエルボーを見舞い、立ち上がり際に首をコントロールしてヒザを狙うカリアソ。頭から突っ込んでくるファーガソンとの接触で額をカットしている。すると、ファーガソンは引き込みからバックへ。カリアソが立ち上がると、背中に飛び乗って両足をフックする。
逆転へ一本勝ちしかないファーガソンが、懸命にリアネイキドチョークを狙うも、腕を差し込むことができず、そのままタイムアップに。フライ級に外れなし――スピーディかつテクニカルな攻防の末、フルマークでカリアソが文句なしの判定勝ちを収めた。