【演武堂04】7月26日、山東省徳州でHEAT勢が金網で中国と対抗戦
【写真】ウォン・サイも出場する中国のケージイベントで、HEATと中国の対抗戦。日本のMMA界は下半期、一気に中国と距離が縮まりそうな話が聞こえている…… (C)MMAPLANET
27日、名古屋を中心に神戸、大阪、東京でケージファイティング(MMA&キックボクシング)を開催するHEATより、7月25日(水・現地時間)、26日(木・同)に中国山東省徳州(ドーヂョウ)市の徳州市体育館で行われる当地のケージ大会=演武堂の第4回大会・2日目に中国・演武堂×日本・HEATの対抗戦が行われるという発表があった。
HEATは昨年11月に湖南省長沙市で行われたHero Legend(=英雄伝説)に祖根寿麻を派遣、関係者が3度に渡り中国の大会を視察し、現地との関係強化に努めてきた。中国ではキックイベントが盛んに行われており、有名タイ人や欧米のファイターも数多く遠征している。
そこで日本と中国の格闘技界の橋渡しとなり、シェー・イエンを新生K-1にも送り込んでいるChinese Fighting promotion(岩熊宏幸代表)と話し合いの場を持ってきた。結果、中国でケージファイトを行なっている演武堂と昨年12月に提携が正式決定し、宣鵬飛(シュエン・ポンフェイ=MMA)、姜周文(ジャン・チョウエン=MMA)、張山(ジャン・シャン=キック)らが来日している。
今回は25日に中国×タイの対抗戦が行われ、そのなかでタイ×ブラジル戦も組まれ、ダニーロ・ザノリニの門下生ドーグラス・ロンカ小林が出場する。翌26日は「2012年“中日国民交流友好”ケージリング対抗戦(仮称)」として、演武堂とHEATの対抗戦が行われる。この対抗戦にはHEATを主戦場とするMMAファイターからストラッサー起一、吉田幸治、祖根寿麻、キックからは、ほそえとしろ&メリー酒井の6名が出場する。中国サイドの出場選手は、まだ発表されていないがMMAでは、LFCで活躍していたウォン・サイも出場する模様だ。
ウォン・サイはウェルター級のファイターでキャリア6勝3敗。LFCで日本の濱村健を下しており、タイのレガシージムでの練習していた経験も持つ。散打出身でノビシロが十分にあるファイターだけに、2月のLFC出場時からどれだけ成長しているか。体重的に合う日本人ファイターは、現在のところ1名しか見当たらないが、カードの正式発表を待ちたい。