【UFC Fuel04&UFC149】対戦カード変更と決定。”草根”リベラ登場
【写真】負傷欠場→対戦カードの変更が続くUFCだが、アンダーカードでは代役ファイターがその後のキャリアを切り開くケースも決して少なくない。2戦連続代役出場のリベラは、このチャンスをモノにできるか。強烈なパンチ力の持ち主だ (C) JEFF SHERDOG
対戦カードの変更が続くUFC各大会だが、26日(火・現地時間)にも2大会でカード変更と、新たなカードの発表があった。
7月11日(水・同)にカリフォルニア州サンノゼのhpパビリオンで開催されるUFC Fuel 04でトム・デブラスと対戦予定だったカナダ人ファイターのニック・ペナーが負傷し、欠場することが決まった。UFCでは代替カードは組まず、デブラスのオクタゴン2戦目は他のイベントで組まれることとなり、同大会は全11試合で行われることとなった。
また、7月21日(土・同)にカナダのカルガリー、スコシアバンク・サドルドーム大会=UFC149「Faber vs Barao」でアントニオ・カウバーリョとの対戦が決まっていたジョージ・ループが負傷し、ダニエル・ピネダが代役出場、両者の対戦が口頭で合意された。UFC149はメイン、セミも変更され最近のUFCの傾向を象徴するような負傷欠場だけでなく、ビビアーノ・フェルナンデスの契約に関して、ゴタゴタが起きるなど、生みの苦しみを味わっているイベントとなっている。
そのビビアーノと対戦予定だったロランド・デロームの対戦相手が、フランシスコ・リベラに決まった。TUF14出身、ジョシュ・ファーガソン戦&ニック・デニス戦と連勝中のデロームは、いわばUFCバンタム級内のエリートファイターといえる。一方のリベラは、一度はUFCをリリースされている雑草系だ。
リベラはジョシュ・グリスピの代役として、WEC52でメジャーデビューを果たすもエリック・コクに敗れると、UFC移籍後もルーベン・ドュランの軍門に下り、2連敗でリリースの憂き目にあっている。TPFで再起を図った彼は、UFCバンタム級の新鋭マイケル・マクドナルドの実弟ブラッド戦において、右ストレート一発で40秒、さらにアントニオ・デュアルテ戦も75秒で倒し、UFC Fuel03のアレックス・ソト戦でカムバックを果たした。
アズマット・ガシモフの代役として、UFC復帰のチャンスを掴んだ彼は、破壊力十分の右を武器に終始ソトを圧倒してメジャー初白星を手にしている。劣勢のなかで、打撃、そして組み技でしっかりと勝機を掴み、逆転勝ちをしてきたデロームと、強烈な右を軸にパンチのコンビネーションで圧倒的な強さを見せるリベラは、カナダの観客を沸かせるマッチアップだ。
■UFC on Fuel TV「Munoz vs Weidman」 対戦カードは以下の通り
<ミドル級/5分5R>
マーク・ムニョス(米国)
クリス・ウェイドマン(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
ジェームス・テフナ(豪州)
ジョーイ・ベルトラン(米国)
<ウェルター級/5分3R>
アーロン・シンプソン(米国)
ケニー・ロバートソン(米国)
<ミドル級/5分3R>
カルロス・ヴェモラ(チェコ)
フランシス・カルモン(フランス)
<バンタム級/5分3R>
TJ・ディラショー(米国)
ヴァグハン・リー(英国)
<ライト級/5分3R>
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
アンソニー・ンジョグアーニ(米国)
<バンタム級/5分3R>
ダマッシオ・ペイジ(米国)
アレックス・カサレス(米国)
<バンタム級/5分3R>
クリス・カリアソ(米国)
ジョシュ・ファーガソン(米国)
<ミドル級/5分3R>
ハファエル・ナタウ(ブラジル)
アンドリュー・クレイグ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
マルセロ・ギマランイス(ブラジル)
ダン・スティッジン(米国)
<バンタム級/5分3R>
田村一聖(日本)
ハファエル・アスンソン(ブラジル)
■UFC149 「Faber vs Barao」対戦カードは以下の通り
<UFC世界バンタム級暫定王座決定戦/5分5R>
ユライア・フェイバー(米国)
ヘナン・ベラォン(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
ヘクター・ロンバード(豪州)
ティム・ブーシュ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
クロード・パトリック(カナダ)
ジェイムス・ヘッド(米国)
<ミドル級/5分3R>
クリス・クレメンツ(カナダ)
シアー・バハドゥルサダ(オランダ)
<ミドル級/5分3R>
ニック・リング(米国)
コート・マクギー(米国)
<バンタム級/5分3R>
ローラン・デローム(カナダ)
フランシスコ・リベイラ(米国)
<ライト級/5分3R>
ライアン・ジモー(カナダ)
アンソニー・ペロッシュ(豪州)
<バンタム級/5分3R>
ミッチ・ギャニオン(カナダ)
ブライアン・キャラウェイ(米国)
<フェザー級/5分3R>
アントニオ・カルバーリョ(カナダ)
ダニエル・ピネダ(米国)
<ライト級/5分3R>
ミッチ・クラーク(カナダ)
アントン・クィバネン(フィンランド)