【UFC FX04】ヒザ蹴り一閃!カモージがカトーンをTKO
<ミドル級/5分3R>
クリス・カモージ(米国)
Def.3R1分51秒 by TKO
ニック・カトーン(米国)
フランキー・エドガー、ヒカルド・アルメイダを従え入場した地元のカトーンに大きな声援が集まる。サウスポーのカモージに、右ストレートを放ち組みつく機会を伺うカトーン。カトーンはカモージのローを掴みにいき、直後にフックを振り回す。カモージは左ストレートを伸ばし、右ローへ。
フェイントを織り交ぜ組みついたカトーンは、離れ際にショートのパンチを打ち込む。カトーンは左ジャブから、右を見せるも空振りに終わり、距離を取ったところで、カモージのジャンピングニーが襲い掛かる。これで距離が詰まると、組みついたカトーン。スタミナのロスを避けてか、それほどテイクダウンに執着せず、逆に打撃の手数でポイントを稼いでいる。
と、ここでカトーンの右ストレートがヒットする。続くダブルレッグは自ら距離を取り直し、またも右フックを見せる、残り1分を切りシングルレッグでテイクダウを奪ったカトーンが素晴らしい試合運びを見せる。残り20秒、右エルボーを左のパウンドを落したカトーンがラウンドをモノにした。
2R開始直後に、カモージのコンビネーションを受けたカトーンだが、スイッチを見せながら距離を取り直す。左から右アッパーを放つカトーン、カモージは近距離でヒザを見せるもフックを逆に受ける。左ジャブ、ヒザを落す仕種で組みのフェイントをかけるカトーンが組みついて、カモージをケージに押し込む。
ここでも自ら距離を取ったカトーンは、ダブルレッグから胸を合わそうとするも、カモージがヒザを突き上げる。残り90秒で、またもシングルレッグからテイクダウンを決めたカトーンは、パスを伺いつつ時間を計算したような動きで、最後の10秒になってパウンドを連続で落した。
最終回、ニーで逆転を狙うカモージはケージにカトーネを押し来んで、ヒザとヒジで流血に追い込む。距離ができてもパンチで攻勢に出るカモージに対し、ダブルレッグを仕掛けるがここは決めに行ったはずだが決まらない。
打撃のプレッシャーを受けては、シングルレッグも決まらないカトーンにドクターチェックが入る。と、額のカットが大きくカトーンに試合続行不可能がつげられる。ヒザをついてがっくりと肩を落とすカトーンをよそに、カモージは満面の笑みを浮かべた。