【Lion Fight18】米国人不在?? ヨーセングライがハリファと、ヨリーナ・バースはヘステルと初防衛戦
【写真】ヨーセングライとバースが揃って初防衛戦を迎える。挑戦者を含め、1人も米国人がいないのがまたLion Fightらしい(C)MMAPLANET
8日(金・現地時間)、9月5日(金・同)にネヴァダ州ラスベガスのハードロックホテル&カジノ内ザ・ジョイントで行われるLion Fight18で、ヨーセングライ・フェアテックス×サラー・ハリファの世界ミドル級選手権試合に続き、女子ウェルター級選手権試合ヨリーナ・バース×アンカ・ヴァン・ヘステル戦が組まれることが発表された。
ラスベガスベースの米国ムエタイイベント=Lion Fight、昨年7月にLion Fight世界ミドル級王座を獲得しているヨーセングライは、今年に入りThai Fightでカンボジア人、ポルトガル人、そしてリビア人ファイターに勝利しており、今回の初防衛戦では英国人のハリファを迎え撃つこととなった。
ISKA英国チャンピンのハリファは、スイッチを多用し、右ロー、左ミドルやハイという蹴り技、そして長いリーチを生かしたアッパーやストレートを武器に中間距離とやや遠目の位置取りで強さを発揮するキックボクサーだ。ただし、昨年11月にはタイファイトでスッサコーン・ソー・クリンミーと戦い、その変幻自在のショーマン振りは完全に封じ込まれている。まさに借りてきた猫のように縮こまったファイトで完敗を喫しているハリファだが、タイファイトとライオン・ファイトではやはり会場の雰囲気も、リング上の空気感も違う。英語圏での試合ということで、まずはノビノビとした戦いでハリファにはヨーセングライに挑んでほしいものだ。
そして今回、対戦相手が発表となったヨリーナ・バースの初防衛戦。3月にクリス・サイボーグを圧倒し、同王座を獲得した彼女の戦績は実に36勝3敗というもの。対するヘステルはWFCS、Enfusionというローカルな世界王座を持つものの、王座挑戦時点で21歳になったばかりの新鋭選手。ベルギー人のチャレンジャーが、オランダ人ワールドチャンピオンに挑む試合がラスベガスで行われるわけだが、ミドル級世界戦と同様に、王者が圧倒的に有利な試合であることは間違いない。