【Glory】佐藤嘉洋、最終回の猛攻も叶わずベキリに惜敗
<GWS70キロトーナメント1回戦/3分3R>
シェムシ・ベキリ(スイス)
Def.判定2-1
佐藤嘉洋(日本)
大きな声援で再びスウェーデンのファンに迎えられた佐藤。開始早々、勢いのある右ローからワンツーを伸ばすベキリ。佐藤も右ローを連続で返す。左ローからワンツーを放つベキリに、佐藤は左ジャブを伸ばし、組んでヒザを見せる。蹴り足を捌いて、パンチ、右ミドル、さらにハイを繰り出した佐藤だが、ベキリの右アッパーを受ける。
ベキリの右にヒザを合わせた佐藤は、ボディフック。ベキリは後ろ回し蹴りをボディに決め、左フックをヒットさせる。佐藤のローが急所に入るが、すぐに再開しベキリは右ボディを打ちこむ。残り10秒、ベキリの左フックから右ストレートがヒットし佐藤の動きが止る。1Rはベキリのラウンドとなった。
2R、前に出て右を放つ佐藤に、ベキリも左を返す。ヒザを見せたが、ワンツーを顔面に受けた佐藤は、パンチの被弾が目立つ。佐藤は右ローから左ミドル、ヒザを入れる。ボディへのヒザを嫌がったベキリに、佐藤は右ハイをブロックの上から放ち、ヒザを突き上げる。首相撲からのヒザは、すぐに注意されブレイクされた佐藤。首相撲5秒ルールは、施行されていないのか。左ジャブを伸ばした佐藤、2Rは打ち負けた印象はないが派手な攻撃のベキリが印象点を取ることも考えられる。
最終回、思い切り前に出てパンチを打ち込む佐藤に、ベキリは右を返す。パンチにヒザを織り交ぜた佐藤は、左ボディフックを打ち込む。ヒザにボディを突き上げる佐藤は、顔面にもヒザを打ち込む。バックキックでごまかすベキリに、佐藤のヒザが追い続ける。
残り1分、ベキリが下がるシーンが多くなる。クリンチで時間稼ぎをするベキリ、佐藤はヒザを顔面に2度突き上げるが、ここでタイムアップに。両者、勝利を観客にアピールするが、2Rをどのように判断されたか。結果、佐藤はスプリットで敗れ、勝ったベキリは「25歳でサトーに敗れ、26歳になって勝った。経験を積んだんだ」と語った。