【Glory】ラティフィがテイクダウン・ショーで、ロペスを3-0で下す
<MMAライトヘビー級/5分3R>
イリル・ラティフィ(スウェーデン)
Def.判定3-0
トニー・ロペス(米国)
スウェーデン期待のMMAファイター、ラティフィがジェレミー・ホーンの代役=元KOTCライトヘビー級王者トニー・ペレスと対戦。サウスポーのラティフィは、ダブルレッグからスラムでロペスを叩きつけサイドへ。サイドを取られたままでアームロックを狙ったロペスは、バックを許しパンチを顔面に受ける。立ち上がりながら、後方に大きく投げたラティフィに対し、ロペスはスタンドでバックを許しながらキムラを狙い続ける。距離を取った両者、ロペスは左ローを見せるが、距離を詰め切れない。
ラティフィのテイクダウン狙いに引き込んだロペス。インサイドのラティフィは、勢いのあるパンチを落とせない。レフェリーがブレイクを命じ、試合がスタンドに戻るとラティフィは下がりながらテイクダウンの機会をうかがい、シングルレッグから思い切りリフトしスラムでロペスを叩きつける。立ち上がったロペスが、フライングキックを狙うも、着地したところで三度目のテイクダウンを許し、初回が終了した。
2R、左へ回りながらスイッチしたラティフィが、すぐに組みついてテイクダウン。リストを掴むロペスを振り切り、右のパウンドを落とす。腰をコントロールしバックに回ったラティフィに対し、ロペスは左手を差し出し向き合う。押し込みながらボディを放つロペスだが、レフェリーはこの展開でもブレイクを指示する。
サウスポーから左ストレートを伸ばしたラティフィ、ロペスはノーガードで前に出る。ラティフィのシングルを切ったロペスは、右を伸ばすが、距離を詰めたラティフィが組みつき、離れ際に左ストレートを振るう。プレッシャーを与えるロペスの左は空を切り、逆にラティフィの左を受ける。
近距離でパンチを振り回すラティフィだが、パンチを受けると動きが止ってしまうことも。シングルを仕掛けたラティフィ、コーナーに押し込むも2Rのゴングが鳴り、試合は最終回に。両者スイッチを織り交ぜ、スタンスを変えるなか、ここでもラティフィがダブルレッグからスラムを成功させる。キムラ狙いが尻もちをつき、バックを許しながらロペスが立ち上がるという、初回から続く展開になる。
胸を合わせたロペスの顔面にヒザを突き上げたラティフィは、右をヒットさせシングルレッグでテイクダウンへ。スクランブルの攻防のなか、両者が立ち上がりラティフィが右を放つ。左ジャブ、前蹴りを見せたロペスは、右フックを受けてアッパーを返す。ロペスの左ハイは、ラティフィにキャッチされ、ここでも体躯ダウンを奪われる。
頭を押して立ち上がるロペスは、コーナーにラティフィを押し込むが、押し返されて左を受ける。直後に左ハイを放ち、背中を見せたラティフィに決める。たまらず組みついたラティフィがコーナーに押し込む。残り10秒でブレイクが掛かったが、そのまま試合は動かずタイムアップへ。結果、3-0でラティフィが文句なしの判定勝ちを決めた。