【SFL03】ラシュリー、マンバにスイカップ=レナ出場。マハラジャMMA
【写真】メインの重量級路線にボビー・ラシュリーが出場。インドではWWE人気が高いこともラシュリー登場に大きく関係しているに違いない (C) KEITH MILLS
6日(日・現地時間)にインドのニューデリー、IGIスタジアムでSuper Fight Leagueの第3回大会が開催される。スポーテインメント=スポーツのエンターテイメントの融合を目指し、コンサートの一環のようにMMAを楽しむMMA処女地で、その普及に努めるSFLは、3カ月連続でイベント開催、ついに首都ニューデリーでイベントを行う。
8試合で11ヵ国からファイターが出場、ここ2大会同様に我が道を行く的な特徴あるラインナップが揃っている。メインのヘビー級、セミの女子MMA、オープニング+第4試合にワールドクラスファイト、その間にインド人ファイター育成試合が組まれており、完全にフォーマット化されている。
メイン出場のラシュリーは、ストライクフォースでのチャド・グリッグス戦敗退後、タイタンFC、シャーク・ファイツと米国中堅プロモーションで連勝中。テイクダウンからコツコツとパウンドを落とし、アームロックなど腕関節を駆使するラシュリーだけに、SFL首脳陣の望むバチバチ・ファイトにはならない可能性も高いが、それもMMAということをインドのファンに示す試合になるだろう。
そのバチバチ・ファイトに持ち込んで、勝利を手にしたいのがトンプソン。ラシュリーが殴れることを以前のように苦手としているようであれば、トンプソンの秒殺もあり得る。この他、ケン・パビアという目利きが存在するため、コア・ファンがニヤリとしてしまうファイターが含まれている。その代表格がカナダ・バンクーバー在住のガルター・ギル、ブラックマンバの名で日本でも活躍した選手だ。
08年7月にDREAMライト級GP補欠戦に出場して以来、実に3年10カ月ぶりの現役復帰となるギルは、現在では一世を風靡したレボリューションMMAを離れ、地元でマンバMMAを主宰している。実戦の感、そして80キロというウェイトで戦うことがどのような影響を与えるか予測不能だが、キャリア1勝1敗の香港在住南アフリカ人=クィントン・アレンゼを相手に、ドメスティック・インド人ファイターとの動きの違いを見せ、大いに観客をわかせるだろう。
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スイカップ・ファイター=レナ・オフチニコワ、元WEC世界王者ダグ・マーシャル×セレグ・ベンケイのガチカード、さらにインド期待のアヌップ・クマーなど、色々な角度からMMAを楽しめるマハラジャMMA第3弾だ。
■SFL01対戦カード
<ヘビー級/5分3R>
ボビー・ラシュリー(米国)
ジェイムス・トンプソン(英国)
<女子フライ級/5分3R>
レナ・オフチニコワ(ウクライナ)
ジョアンナ・カルダーウッド(英国)
<60キロ契約/5分3R>
アヌップ・クマー(インド)
チャトモンコン・シーマ(タイ)
<80キロ契約/5分3R>
ガルター・ギル(カナダ)
クィントン・アレンゼ(南アフリカ)
<ライトヘビー級/5分3R>
バガ・アガエフ(ロシア)
トレバー・プラングレー(南アフリカ)
<ライト級/5分3R>
ラクウィンダー・セクホン(インド)
ウラジミール・トドロフ(ブルガリア)
<62キロ契約/5分3R>
ガルダルシャン・マダット(インド)
リュウ・シコン(中国)
<ミドル級/5分3R>
ダグ・マーシャル(米国)
セレグ・ガレシッチ(クロアチア)