【SFL01】鬼ごっこをTD×2で、地元ガヴェリが制す
<フェザー級/5分3R>
チャイタナ・ガヴェリ(インド)
Def.判定3-0:30-27,30-27,30-27
チラン・タクシェラ(スリランカ)
空手&柔道、柔術がベースで地元ムンバイのガヴェリに声援が集まる。試合開始直後に組みついたカヴェリは、ケージ際でフックを放っていく。チランの左ジャブに、左右のショートフックを入れるガヴェリは、再びフックの連打でチランを追い込んでいく。
右ワキを差して押し込むも、テイクダウンにはこだわらないガヴェリは自ら距離を取る。左ローを蹴り込むチラン、遠い距離では綺麗な打撃を出すが、近距離戦は苦手なようだ。そのチランのローにテイクダウンを合わせたガヴァリは、トップを奪うとエルボーをボディに落としていく。
ハーフガードを取るが、首を抱えるだけのチランのガードワーク。ガヴェリは左エルボー、右の鉄槌を連打する。自ら立ち上がったガヴェリに、遠い距離を小刻みなステップを繰り返すチラン。30秒も両者の距離は近づくことなく1Rがタイムアップに。
2Rも最初の1分にほぼ動きがないが、インドの観客はブーイングを送らない。チランは遠い距離でパンチを振るうが、その拳は届かない。ガヴェリのダブルレッグを切ったチランだが、互いに距離が遠くパンチもテイクダウンも決まらないのが実情だ。
残り90秒、鬼ごっこを続ける両者。ガヴェリが前に出るが、チランはサークリングを続けるのみ。ガヴェリは組みつこうとするが、これも遠い。ケージ際には押し込めたものの、至近距離で戦うつもりは彼もないようで、自ら距離を取る。終了間際にスピニングバックキックを見せたチランだが、ほぼ動きのなかった2Rだった。
3R、ようやく距離が近づいた両者のパンチが交錯する。カヴェリのテイクダウン狙いを見切っているチラン。カヴェリも打撃を入れるなど、フェイントが欲しい。と、ガヴェリは左右のパンチを振るいながら、前へ。距離を取ったチランは、ここでもスピニングバックキックを見せる。
チランや右ハイを見せるも、これも遠い。3、4度と繰り出されるスプニングバックキックもガヴェリを捉えることない。残り2分、ガヴェリのダブルレッグを切ったチランが、左右のフックを放っていく。ガヴェリもパンチを返すと、両者の距離が再び広がる。
左ジャブ、スピニングバックキックを繰り出すチランは、ガヴェリのテイクダウン狙いはカットするが、自らも有効な打撃はない。残り10秒を切り、ガヴェリはダブルレッグを決め、トップからパウンドを落として試合終了を迎えた。
ジャッジの裁定はフルマークでガヴェリに、鬼ごっこを二つのダブルレッグで制した。