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【BFC60】ウォーレン失神、カーランが新フェザー級王者に

<BFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[挑戦者]パット・カーラン(米国)
Def.3R1分25秒 by TKO
[王者]ジョー・ウォーレン(米国)

ウォーレンの頭が、カーランの目の高さ。身長差のある二人の対戦は、ウォーレンがいきなりテイクダウンに成功するも、カーランがすぐに立ち上がる。バックに回ったウォーレンに対し、ケージにもたれてテイクダウンを逃れていたカーランがついに胸を合わせる。

スイッチ狙いから、距離を取ったカーランは左ジャブを打ち、ウォーレンも右クロスを合わせようとする。軽くヒザ蹴りを見せたカーランに、シングルレッグから組みつたウォーレンは再びバックに回り込む。バックを取ったまま、ケージ中央にカーランを運ぼうとしたウォーレン、カーランがもたれかかるようにケージ際に戻り、抱え上げようとする。

ここもテイクダウンできなかったウォーレンは、ヒザ蹴りから距離を取る。と、カーランの右ハイキックでウォーレンが前方に崩れ落ちる。


すぐに立ち上がったウォーレンだったが、カーランはボディへのヒザ、さらにフライングニーを顔面に叩き込み、パンチの連打につなげていく。懸命に組みつこうとするウォーレンのボディに、ヒザを突き上げたカーランはここで一旦、距離を取った。

ピンチになればなるほど、前に出るウォーレンだが、残り30秒を切って組みつき際にヒザを受けてしまう。それでもバックに回り込んだウォーレン、後方にテイクダウンを奪うも、ヒザで苦しんだ初回となった。

2R、スピニングバックキックを見せたウォーレン、続いてダブルレッグからカーランを抱え上げて投げ捨てる。立ち上がって距離を取ったカーランは、ウォーレンのワンツーからローに対しても、冷静に距離を取って戦っている。

そのカーランは、ウォーレンのシングルレッグを切ると、左ジャブから右ストレートを伸ばす。ウォーレンもカーランをシングルレッグでケージに詰めて、ボディロックから胸をあわせて後方に投げる。そのままサイドを取ったウォーレンの抑え込みは不十分で、カーランが背中を向けつつ、肩を押して簡単に立ち上がる。

続くダブルレッグを切られたウォーレンは、組んだ状態でヒザを繰り出す。シングルレッグを切ったカーランは、離れ際にハイキックを放つものの、5R戦を意識しているのか、ペースを落とし様子見に終始した。

3R、シングルからバックに回り込もうとしたウォーレンだが、カーランはすぐに距離をとって向き合うと、パンチを打ち込む。続くシングルも切って、距離を取ると、組みに来たウォーレンの顔面に、カーランが右ヒザを突き上げ、さらにジャンピングニーからパンチの連打を打ち込む。ケージにもたれて防御の態勢が取れないウォーレンに、ヒザ蹴り、パンチの連打を打ち込むカーラン。腰から崩れ落ちたウォーレンだが、レフェリーは試合を止めない。

ガードができないウォーレンに対し、パンチを打ち続けるカーラン。ディフェンスもできず、ただ立ち上がって逃げるように背を向けるウォーレンに、カーランは追い打ちのパンチ、ジャンピングニー、さらに左フックを打ち込む。完全に足下がふらつき、ガードもままならないウォーレン。

背中を向け、意識もないように見えるが、それでもレフェリーはストップをかけない。ならば、カーランは攻め続けるのが道理。ヒザを突き上げ、目を剥くウォーレンに本来は必要ないダーティボクシングからアッパーを打ち込む。

ついに腰から崩れ落ちたウォーレンを見て、レフェリーが遅すぎるストップをようやくけけ、カーランが新BFC世界フェザー級王座を獲得した。

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