【TUF BR03 Finale】3R失速もマイアが、フルマークで連敗脱出
<ウェルター級/5分3R>
デミアン・マイア(ブラジル/8位)
Def.3-0:30-27,30-27, 30-27
アレキサンダー・ヤコブレフ(ロシア)
サウスポー同士の対戦。左右にステップを踏むヤコブレフに対し、マイアは右ジャブ、左ローを繰り出す。マイアの左ストレートは距離を外すヤコブレフだったが、2分を経過したところでその左を受けてダウン。マイアがすかさずマウントを奪取すると右パンチ、左エルボーを落す。左右のパンチを落とすマイアは、ケージに頭をつけてバランスをキープし、鋭い左エルボーを打ちつける。残り1分、マイアはケージを蹴られてもマウントをキープし、そのままの状態で初回を戦い終える。
2R、ヤコブレフは初回同様にサークリングで距離を取る。マイアの左ストレートにダブルレッグを合わせたヤコブレフだが、マイアが体を入れ替えて腰をコントロール、テイクダウンに成功する。パスからマウントを取ったマイアはヤコブレフのブリッジにも腰をコントロールしポジションを譲らない。ヤコブレフが何とか背中をケージにつけても、両足を束ねて再び背中をキャンバスに着かせる。残り80秒、ヤコブレフのブリッジで下になったマイアは、がぶりに背中をつけて両ワキを差すが、華麗なスイープを決めるという展開にはならずボトムの展開が続き、2Rが終了した。
最終回、左ローから右ローを入れるヤコブレフ。マイアの右ジャブに左ローを合わせ、組んでテイクダウン。すぐに立ち上がったマイアだが、スタミナをロスしているのか、動きにキレが感じられない。ヤコブレフは右フックから左アッパーをヒットし、その後もローを連続で蹴り込む。完全にペースダウンしたマイアだったが、組んで腰をコントロールすると、そのまま倒してマウントへ。エビで戻したヤコブレフ、マイアはすぐにパスからマウントを取り返す。残り15秒、腕十字はヤコブレスに防がれたマイア、終盤の失速という課題は残ったもののフルマークで判定勝ちをし、連敗を脱出した。