【UFC144】信じられない結末…岡見が悪夢の逆転負け
<ミドル級5分3R>
ティム・ボッシュ(米国)
Def.3R0分54秒 by TKO
岡見勇信(日本)
まずはボッシュが右の前蹴りを見せた。岡見も右を返すが、ボッシュも左を伸ばしてくる。ボッシュの前進に距離を取った岡見。さらにボッシュは右ハイを見せる。しっかりとブロックした岡見は、右ジャブをヒットさせる。続いて左を伸ばして前に出た岡見に対し、ジャブでボッシュが下がる。
右ローに右ジャブを合わせて距離を詰める岡見は、冷静にボッシュの右フックをかわして距離を取る。ボッシュの右。岡見の左が交錯する。サウスポーに構えたボッシュに、岡見の右が襲いかかる。オーソドックスに戻したボッシュは前蹴りを見せるが、やや低い。岡見の右ジャブを受けたボッシュ。岡見は左ハイを繰り出す。続いて左フックを打ち込んだ岡見は、右ジャブで距離を取り、左テンカオを入れるなど、しっかりと試合を支配した。
2R、左ジャブを伸ばすボッシュに対し、岡見は左を打ち込み前へ。左ヒザで動きを止めたボッシュ。懸命に前に出てくるが、岡見は簡単に距離をキープする。左ストレートが空振りになった岡見は、そのままケージにボッシュを押し込んでいく。左を差した岡見は、体勢を入れ替えながら、ダブルレッグへ移行しテイクダウンへ。
ギロチンを見せたボッシュ。岡見はボディにパンチを入れ、時間を掛けて首を引き抜き、インサイドハーフからパンチを落とす。パス狙いの岡見は残り2分を切り、左のパンチを落としながら、首を殺してトップキープ。ボディにパンチを落とした岡見だが、なかなか残りの一本を引き抜くことができない。
アームロック狙いからマウントを奪取した岡見は、胸に乗ってパウンドを連打。暴れるボッシュをしっかりと抑えた岡見が、再びパウンドを連打したところで2Rが終了した。3R、右ストレートを受けた岡見。追いかけるボッシュが左をヒットし、アッパーを打ち込む。一転、動きを止めた岡見。そのまま右手で動きを止められ、左アッパーで窮地に追いこまれる。
動きを止めた岡見に、ボッシュはアッパーを2連打。腰から崩れ落ちた岡見は、まさかの逆転TKO負けを食らってしまった。