【It’s Showtime】バダ・ハリ、サキから有終の美飾るKO
<ヘビー級/3分3R>
バダ・ハリ(オランダ)
Def.1R by KO
グーカン・サキ(オランダ)
ついに迎えたバダ・ハリのキックボクシング最後の試合。かつてのバダ・ハリを思わせるサキのダンスをしながらの入場に対し、バダ・ハリは花道を通らず、アリーナの通路からリングに上がる。
そんな彼の雄姿を目にしようと、会場に集まったファンがスタンディングオベーションで迎え、試合開始前にはリングアナから席につくようにというアナウンスが入る。
1R、ジャブを伸ばすハリ。サキはローキック。距離を伺いながら、ハリは右フック、そしてサキは左フックを繰り出す。ハリはフック、ガードの上からのハイキック、さらにローと攻撃を散らすと、一気に踏み込んで右アッパー一閃。
この一発でサキは後方にダウン。立ち上がったサキは、バックキックを見せるがバランスを失い、直後にハリのフックがテンプルを捉え、2度目のダウン。なんとか立ち上がったサキだが、ハリは最後も右アッパーで、サキをマットに沈めた。
バダ・ハリのキック最後の試合は、1R・KO勝ち。サキと健闘を称え合うと、サイモン・ルッツプロモーターが記念品を贈呈。ファイティングタイムよりも、ずっと長いマイクで、トレーナーのマイクやルッツ、そしてファンに感謝の言葉を述べ続け、別れを惜しんだ。
■取材協力:J SPORTS