【UFC FX01】“ロシアの新星”ナルマゴメドフが勝利
<ライト級/5分3R>
ハビブ・ナルマゴメドフ(ロシア)
Def.3R2分08秒 by リアネイキドチョーク
カマル・シャロルス(イラン)
距離をとるナルマゴメドフは、遠い位置から左フック放っていく。サウスポーから左を打ち込んだシャロルスは、ナルマゴメドフがケージに詰めてくるとヒザをボディに入れた。ナルマゴメドフが距離を取ると、今度はシャロルスが右をヒットさせる。さらに左フックを打ち込むなど、シャロルスが打撃でペースを握る。左ミドル、左ハイ、さらに左ボディフックをヒットさせたシャロルス。ここでナルマゴメドフがテイクダウンの仕種を見せると、シャロルスはスプロール。
すぐに立ち上がったナルマゴメドフは、顔面ががら空きのシャロルスに思い切り右を打ち込む。後方に倒れたシャロルスは、そのパウンドを受けながら、なんとか立ち上がる。スタンド戦に戻ると、ナルマゴメドフがガードそっちのけでフックを打ち込むと、シャロルスがカウンターをヒットさせる。両者が思い切りフックを振るうなか、初回が終了した。
2R、シングルレッグでテイクダウンを奪ったナルマゴメドフは、果敢にパスを狙う。ハーフを取ったナルマゴメドフに対し、シャロルスがフルガードに戻すと、レフェリーがブレイクを命じる。スタンドに戻った両者、ナルマゴメドフが左ストレートから再びダブルレッグでテイクダウンを奪う。ワキを差して、パスに成功したナルマゴメドフ。シャロルスは足を戻すのが精いっぱいで、スタンドに持ち込むことができない。
クローズドガードに固めるシャロルス。再びレフェリーがブレイクを指示。スタンドで再開し、右ストレートをヒットさせたナルマゴメドフだが、疲れは隠せない。そしてシャロルスが放った左フックの直後に、ナルマゴメドフがフライングキックを見せる。決定打はなかったが、2度に渡りテイクダウンを取ったナルマゴメドフが試合をリードしたまま、最終回へ。
ラウンドを何度も確認するシャロルスに、コーナーは「パンチからシングルにスイッチしろ」と指示を与える。アドバイス通り、パンチからシングルを見せたがテイクダウンを奪えないシャロルスは、直後にシングルでテイクダウンを許す。ギロチンの形に入ったシャロルスだったが、ナルマゴメドフはパスからマウントを奪取する。ブリッジしたシャロルスにリアネイキドチョークを仕掛けたナルマゴメドフが、UFC初陣でタップを奪い、シャロルスを破った。