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【TPF11】残り22秒の不可解ストップに、レーヴィ敗れる

2011.12.03

<フライ級/5分3R>
ダスティン・オーティズ(米国)
Def.3R4分38 秒 by TKO
ジョシュ・レーヴィ(米国)

左ジャブを打ちこみ、組みついてバックに回ったレーヴィ。そのヒザをオーティズの腰の辺りに突き刺していく。胸を合わせたオーティズは、交互にヒザをボディに見せるが、レーヴィの急所にヒザが当たったとして、レフェリーがブレイクを命じる。

再開後、頭を下げながらも勢いのあるパンチを振るうレーヴィに、オーティズの左ローが連続で決まり、右ストレートがヒットする。パンチから組みつくレーヴィは、ギロチンを受けながらもシングルレッグを仕掛け、ダブルレッグからスラムのように叩きつける。


スイッチから巧みにバックを奪い返したオーティズは、両足をフックするも、前方に落とされそうになり、自ら着地、試合はスタンドへ戻る。レーヴィの左に右を合わせたオーティズ。接戦の1Rが終了した。

2R、蹴りの応酬から組みつたレーヴィに、投げを見舞ったオーティズ。スタンドに踏みとどまったレーヴィの顔面を、オーティズの左ストレートが捉える。続く左ローに、左を合わせたレーヴィは、首相撲からヒザを蹴り上げるとオーティズが後方に尻もちをつく。

そのままマウントを奪ったレーヴィは、バックマウントへ移行するが、前方に着地する形でバックを逆に許してしまう。引き込んだレーヴィの潜りに呼応したオーティズが、バックに回ろうとしたところで立ち上がったレーヴィ。

そのヒザが、再びオーティズを捉えるが、反撃のフックも受ける。左のストレートを出すと、頭を下げるようにテイクダウンに移行するレーヴィ。そんな癖を見抜いてか、オーティズはギロチンで迎えるが、首を引抜いたレーヴィがバックへ回ろうと試みる。

スクランブルの攻防の末、引き込むように尻もちをついたレーヴィは、2R終了後も、その場にしばらく腰を下ろしたままで、ガス欠状態にあることを露呈した。

3R、組みついてきレーヴィをネルソンの状態から、投げ飛ばすようにトップを奪ったオーティズは、潜りからシングルを狙うレーヴィに、アナコンダチョークで応える。

ケージに押し込まれ、窮屈な状態での仕掛けは極まらず、レーヴィが首を引抜いてトップを奪う。オーティズのスイープ狙いを潰し、ハーフから上体を固めるレーヴィ。オーティズは足を戻して、胸を蹴り上げてスタンドへ戻る。

相変わらず頭を下げてパンチを見せるレーヴィに、オーティズも荒いパンチ、左ミドルを繰り出す。左ミドルが、左ハイのような形になり顔面を蹴られたレーヴィが、ケージに下がっていく。レーヴィの顔面にオーティズの右アッパー&ストレートがヒット。

倒れ込んだレーヴィに、パウンドを落しながらマウントを奪ったオーティズが、思い切り右エルボーを落す。すると、レフェリーが突如、試合をストップし、下になりながらも動き続けていたレーヴィをよそに、オーティズの勝利を宣言する。

納得のいかない表情を浮かべるレーヴィ。リングアナはレフェリーが試合のストップを指示したコールしたが、釈然としない試合終了22秒前のTKO決着となった。

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