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【Shooto Brazil】警察大会でテイシェイラ貫録のTKO

Teixeira23日(木・現地時間)、リオデジャネイロのボタフォゴで、「Shooto Brazil Fight for BOPE」が行われた。リオデジャネイロ州警察の特別警察作戦大隊、通称BOPEの本部は小高い丘の頂上にあり、普段は一般人が気軽に出入りできる場所ではない。そのBOPE内にはノゲイラ兄弟が資金を提供した柔術のトレーニング場があり、ノヴァウニオンのファイターが指導するMMAクラブも設けられている。

<修斗クルーザー級/5分3R>
グローバー・テイシェイラ(ブラジル)
Def.1R4分00秒 by KO
マーヴィン・イーストマン(米国)

【写真】ややフックの大振りが目立ったテイシェイラだが、コーナーに詰めてからのフィニッシュ直前までの連打で、大方の試合の行方を決定させた (C) MMAPLANET

一般入場者はなく、観客はBOPE隊員のみ、その隊員らが一糸乱れぬ姿勢で国家の斉唱を行い、実弾が連射されるというかつてないセレモニーで大会がスタートを切った。1000人余りの小会場だが、BOPE隊員のソルダド・ゴンカウヴェス、カボ・フェリックスには警察隊の認識番号を連呼するなど、異様な盛り上がりを見せた大会のメインを締めたのはブラジル国内最強ライトヘビー級ファイター、グローバー・テイシェイラだった。

K-1参戦経験もあるMMAファイター、ペドロ・ヒーゾとのトレーニングで格段に伸びた打撃を武器に戦いたいテイシェイラだが、序盤はやや大振りが目立ち、イーストマンの右を受けて動きが止まるシーンも。


それでもイーストマンはテイシェイラの圧力に屈し、組みついていく。一度はギロチンの態勢で下になったテイシェイラだが、すぐにリバーサルでトップを取りかえし、スタンドに戻ることに成功する。左ジャブでイーストマンの動きを止め、大きなパンチを振り回すところでテイクダウンを決めたテイシェイラ。そのままバッグを制すも、ここはイーストマンが態勢を入れかえ、シングルに出たためスタンドに戻る。

直後に左から右を伸ばしたテイシェイラが、イーストマンをコーナーへ釘つけにして連打。一拍置き距離を取ると、突っ込んできたイーストマンにフィニッシュを打ち込み、TKO勝ちを手にした。

今大会はBOPE内の小興行だが、米国のHDNetでディレイ中継され、イーストマン以外にも米国人ファイターが2人、アルゼンチン人が2人、メキシコ人も出場している。

Torres【写真】攻勢のまま試合を終えたが、全体的に荒かったトーレス。メジャー復帰は遠のいたか (C) MMPLANET

そんななかアクバル・アレオアと対戦したホニ・トーレスは、スタンドの打撃で攻勢に出てテイクダウンを奪い、ポジショニングを奪取していった。しかし、そこからアレオアの抵抗にあい、関節や絞めを狙っても極め切ることができない。

アレオアが攻めにでるシーンは、2Rの三角絞めぐらいだったが、これも担ぎパスでしのぎ、試合を終始優勢に進めたホニが、1R勝利記録は5回でストップするも、文句のない判定勝ちを手にした。

■Shooto Brazil Fight for BOPE試合結果

<145ポンド契約/5分3R>
ホニ・トーレス(ブラジル)
Def.判定3-0
アクバル・アレオラ(メキシコ)

<145ポンド契約/5分3R>
ハクラン・ディアズ(ブラジル)
Def.1R3分25秒 by リアネイキドチョーク
エディ・ホック(米国)

<135ポンド契約/5分3R>
ホドウフォ・マルケス(ブラジル)
Def.判定3-0
ジェシー・ブロック(米国)

<135ポンド契約/5分3R>
カボ・フィリックス(ブラジル)
Def.1R1分52秒 by 肩固め
ホアン・パブロ・コルドバ(アルゼンチン)

<170ポンド契約/5分3R>
ジョイユ・デ・オリベイラ(ブラジル)
Def.2R4分04秒 by TKO
アロウド・ビクトリアーノ(ブラジル)

<修斗ウェルター級/5分3R>
ソルダド・ゴンガウベス(ブラジル)
Def.1R2分28秒 by リアネイキドチョーク
ギレルモ・アレハンドロ(アルゼンチン)

<修斗ウェルター級/5分3R>
フィリッピ・オリヴィエリ(ブラジル)
Def.2R1分35秒 by TKO
セザー・ゴルディム(ブラジル)

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