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【UFC134】オープンワークアウトで岡見、待ちぼうけ

2011.08.25

Open work out
【写真】律儀にマットの上でスパーを行った岡見勇信。アンデウソンは、スピード溢れるミット打ちを披露し、ファンの大きな歓声を浴びた。一方、ミノタウロはマットの周囲を取り囲んだファンとの対応に時間を掛けていた。ショーグンはアンデウソン、ミノタウロが到着するまで、一番の声援を集めていた (C) MMAPLANET

24日(水・現地時間)にUFC134「Silva vs Okami」に向け、リオデジャネイロのコパカバーナ・ビーチの特設マットで、UFC OPEN WORK OUTが行われた。広大なビーチに組まれたマットの周囲を数多くのカリオカが取り囲んだなか、まずは岡見勇信とフォレスト・グリフィンが、ちょっとしたブーイングのなかマット横の特設テントに通じる通路に姿を現した。

小雨が振り、常夏のリオとは思えない肌寒さすら感じるなか、岡見は足下が滑らないようにマットでミット打ちを田代トレーナーと、MMAスパーを水野竜也を相手に行なった。その間、フォレスト・グリフィンはマットサイドの滑らない箇所でシャドーを披露、セコンドも帯同せずにテント内の会見場に早々と姿を消した。

その後、ブレンダン・シャウブとマウリシオ・ショーグンがオープンマットに姿を現したが、やはり濡れる足下を気にしたのか、両者はマット脇でそれぞれミット打ちを公開。シュートボクセ時代の師ハファエル・コルデイロの持つミットにパンチを打ち込むショーグンには、当然のように多くの声援が集まった。


リオ市長を挟んで、ショーグンとグリフィンのフォトセッションが終わると、あとはアンデウソン・シウバ&アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの登場を待つばかり。しかし、予定時間を30分以上過ぎても両者は姿を見せない。とうとう、シャウブと岡見は対戦するわけでもないのに、リオ市長を挟んで撮影するという事態に。

この撮影の直後、グリフィン、ショーグンに続き、シャウブも会場を去ったが、岡見はここでも待機。ようやくアンデウソンとミノタウロの登場と相成り、岡見は再びステージに上がり、アンデウソンと向かい合って写真撮影を終えた。

ここで岡見はお役御免となり、ホテルへ戻る。この間、特設マットには誰も姿を見せなかったが、ミノタウロは公開トレーニングこそ控えたものの、マットの周囲に陣取ったファンたちのサインや写真撮影に応え、30分以上もかけて会場の周囲をゆっくりと歩を進め続けた。

Anderson Silva一方、公開練習はないものかと思われたアンデウソンだが、マットサイドの海側、街側の両サイドで、汗を滴らせるほどの激しいパッティングを披露した。主にオーソドックスの構えから、左回りでパンチ、蹴りを繰り出し、右へ回るとサウスポーにスイッチ。近距離からのヒザ、エルボーなども左右の構えから見せていた。

【写真】仕上がりの順調さを感じさせたアンデウソン。スピードに乗ったパンチ、蹴りを披露した (C) MMAPLANET

スピードに乗り、結果的に誰よりも長い時間、ミット打ちをファンの前で続けたアンデウソン、空前の盛り上がりを見せるUFC134の主役が誰であるか、まざまざと見せつけた圧巻のミット打ちだった。

■UFC134「Silva vs Okami」 対戦カード

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]アンデウソン・シウバ(ブラジル)
[挑戦者]岡見勇信(日本)

<ライトヘビー級/5分3R>
マウリシオ・ショーグン(ブラジル)
フォレスト・グリフィン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ブレンダン・シャウブ(米国)
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
エジソン・バルボーザ(ブラジル)
ロス・ピアソン(英国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ルイス・カーニ(ブラジル)
スタニラフ・ネドコフ(ブルガリア)

<ライト級/5分3R>
スペンサー・フィッシャー(米国)
チアゴ・タヴァレス(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ホウジマール・トキーニョ(ブラジル)
ダン・ミラー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
パウロ・チアゴ(ブラジル)
デビッド・ミッチェル(米国)

<バンタム級/5分3R>
ハファエル・アスンソン(ブラジル)
ジョニー・エドゥアウド(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ユーリ・アルカンタラ(ブラジル)
フェリッピ・アランテス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
イアン・ラブランド(米国)
イーブス・ジャボウィン(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
エリック・シウバ(ブラジル)
ルイス・ラモス(ブラジル)

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