【Shooto Brazil】特殊警察内大会でテイシェイラがメイン
25日(木・現地時間)のブラジルのリオデジャネイロで、Shooto Brazil Fight for BOPEが行われる。BOPEとはBatalhao de Operacoes Policiasis Esupeciaisの頭文字を取った組織。リオデジャネイロ州警察の特別警察作戦大隊、現地ではアーミーポリスと呼ばれるほど、重装備を備えた部隊だ。いわば同大会は、修斗ブラジル版FIGHT for TROOPというわけである。
【写真】UFC関係者も観戦することが予想される特別警察作戦大隊の中での特別な一戦に挑むグローバー・テイシェイラ (C) MARCELO ALONSO
ボタフォゴの基地内で行われるFight for BOPEには、ブラジルのライトヘビー級ナンバーワンファイターで、現在12連勝中のグローバー・テイシェイラが出場する。ビザの取得がなれば、即UFCデビューが決まっているといわれているテイシェイラは、8月5日に修斗ブラジルの大会に出場したばかりで、同大会ではマーヴィン・イーストマンと対戦する。
今年で既に32歳を迎えるテイシェイラのデビューは、2002年6月ともう9年も以前の話で、序盤はカリフォルニアでキャリアを重ね、ズッファに買収される直前のWECでソクジュにTKO勝ちを収め、注目を集めるようになった。
チャック・リデルが所属するザ・ピットでハワイアン・ケンポーなる武術のトレーニングも重ね、2008年まで米国を主戦場にしていた。09年9月より母国ブラジルを主戦場にするようになり、現在は12連勝中だ。
ADCC2009、ブラジル予選で優勝するなど、組み技もトップクラスにありながら、打撃決着も多いテイシェイラ。国内トップファイターが早々に米国に渡るなか、ビザの取得に手間取り、メジャー復帰を果たしてないが、既にブラジルではライトヘビー級で敵なし状態になっている。結果、7月20日のClube da Lutaではヘビー級のマーシオ・パジパーノと対戦し、ここでTKO勝ちを収めると、8月5日にはプロ修斗の南米ヘビー級王座(100キロ)を獲得するなど、階級を超えた試合をこなしている。
懸念となっているビザ習得が間近という情報が流れて1年、今もブラジルに留まることを余儀なくされているテイシェイラだが、米国HDNetで中継が決まった同大会のメインで、その有り余るパワーをイーストマンにぶつけることは間違いない。右を見ても、左を見ても強者揃いのブラジルにあって、UFC開催ウィークにインパクトの残る勝利を挙げたいテイシェイラだ。
■Shooto Brazil Fight for BOPE主な対戦カード
<修斗クルーザー級/5分3R>
グローバー・テイシェイラ(ブラジル)
マーヴィン・イーストマン(米国)
<修斗ウェルター級/5分3R>
ホニ・トーレス(ブラジル)
アクバス・アレオラ(メキシコ)
<修斗フェザー級/5分3R>
ホドウフォ・マルケス(ブラジル)
ジェシー・ブロック(米国)
<修斗ウェルター級/5分3R>
ハクラン・ディアズ(ブラジル)
エディ・ホック(米国)
<修斗ウェルター級/5分3R>
アロウド・ビクトリアーノ(ブラジル)
TBA
※階級はオフィシャルアナウンスがなく、過去の戦績を踏まえ修斗の階級で表示しており、正式発表ではありません