【Challengers18】メジャー復帰ユトゥスコはミウトンと対戦
12日(金・現地時間)の開催が迫ってきたStrikeforce Challengers、ラスベガスはザ・パール大会。アリスター・オーフレイムとの契約解除に続き、マルース・クーネン、ヴァレンタイン・オーフレイムとゴールデン・グローリー勢を切ったズッファ・ストライクフォースは、業界内ビッグネームに頼らないコストパフォーマンスに適合した、人材発掘に本腰を入れ始めたようだ。
【写真】米国で、再浮上のチャンスを掴んだマチュイ・ユトゥスコ。テイクダウンディフェンスの成長が、成功のカギを握る (C) ZUFFA
そんななか、WECからUFCへ移籍し、1試合目で敗れたマチュイ・ユトゥスコがオープニングファイトに出場する。ポーランドやドイツでキャリアを重ね、7連勝でWECに上がったユトゥスコは、アンソニー・ンジョグアーニを僅か96秒で破るという衝撃のデビューを飾った。
この試合でノックアウト・オブ・ザ・ナイトに輝いたユトゥスコだったが、リカルド・ラモス戦を負傷欠場。直後にWECがUFCに併合され、世界最高峰の舞台に立ったと思ったのも束の間、2月の豪州大会でカート・ウォーバートンに判定負けを喫し、すぐにリリースの憂目に遭ってしまった。
長身、細身のサウスポーから繰り出されるパンチ、足を入れかえたジャンピングニーなど、勢いのある打撃に加え、スコアリングとは縁遠い関節、パウンドで試合を終わらせるフィニッシャー。僅か1敗で成功への階段を閉ざすのは、WEC統合でライト級ファイターがあぶれ気味だったにしても、無情なリリースだった。
【写真】ミルトン・ヴィエイラの勝機は、しっかりと組みついてグラウンドに持ち込むこと。ケージ際の粘っこさを出したい(C) Marcelo Alonso
ズッファと再契約を結んだユトゥスコの相手は、来日経験もあるミウトン・ヴィエイラだ。12勝7敗1分という戦績はスバ抜けたモノではないかもしれないが、その相手は桜井マッハ速人、ジェイク・シールズ、ルイス・アゼレードと錚々たる面々。
長い手足を利用し、テイクダウンから寝技で攻めたいヴィエイラだが、ユトゥスコの回転数の速いパンチに頭を下げて突っ込むようなことになれば、ヒザの餌食になってしまうだろう。
■SFC対戦カード
<ライト級/5分3R>
ジョージ・グーゲル(ブラジル)
ジョー・ドゥアルテ(米国)
<ミドル級/5分3R>
ダニーロ・ビルフォート(ブラジル)
ネイト・ジェイムス(米国)
<ライト級/5分3R>
パット・ヒーリー(米国)
エリック・ウィズリー(米国)
<女子145ポンド級/5分3R>
ロンダ・ロウジー(米国)
サラ・ダレリオ(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
ロイ・ジョーンズ(米国)
デリック・メウメン(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
キース・ベリー(米国)
ジアン・ヴィランテ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ウカシュ・レス(ポーランド)
ナウソン・バレル(米国)
<ウェルター級/5分3R>
マイク・ブロンゾウリス(米国)
チャド・レオンハルト(米国)
<ライト級/5分3R>
マチュイ・ユトゥスコ(ポーランド)
ミウトン・ヴィエイラ(ブラジル)