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【Strikeforce】落日の皇帝ヒョードル、ダン・ヘンに完敗

<ヘビー級/5分3R>
ダン・ヘンダーソン(米国)
Def.1R4分12秒 by TKO
エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)

いきなり前に出る両者。まずはヒョードルの左が当たると、前へ出たところにダン・ヘンの左フックがヒットする。打ち負けないダン・ヘンは、左を打ち込んでから、両ワキを差してヒョードルをケージに押し込んでいく。

ケージにヒョードルを押し込み、ヒザを腿に入れるダン・ヘン。体が浮いたヒョードルが、ケージを掴んでテイクダウンを逃れるが、レフェリーに注意を受ける。そのままケージ際での組み合いが続き、ダン・ヘンはヒザをボディに突きあげていく。

ワキを差された状態で、拳を振るうしかないヒョードル。ダン・ヘンは離れながら、左右のフックを振るう。距離ができ、前に出るヒョードルは、ダン・ヘンの蹴り足を掴もうとする。右を思い切り振るいながら、前に出たヒョードルに対し、ダン・ヘンはダッシュするように距離をとる。


逃すまいとダン・ヘンを追いかけたヒョードルは、右フックを効かせ、左アッパーを打ち込む。さらにパンチの連打を受けたダン・ヘンは、ケージ際に倒れ込んでしまう。

パウンドを落すヒョードルに、ダン・ヘンは右ヒザをコントロールし、ヒョードルを前方に送り出し、バックに回り込む。その直後、両腕をキャンバスについて、バランスを取ろうとしたヒョードルの右ワキの下から、ダン・ヘンがパンチを突き上げた。この一発でヒョードルの首が折れ、キャンバスに頭をつける。すかさず、パウンドを連打するダン・ヘン。レフェリーのハーブ・ディーンがジャンプするように両者の間に割り込み、ストップを宣言した。

「ずっとヒョードルのファンで、尊敬してきた」と語るダン・ヘンに、インタビュアーが、今後のストライクフォースとの契約について尋ねる。「ストライクフォースのベルトは防衛したい。まぁ、どうなるかな」と答えたダン・ヘン。ヒョードルはレフェリーのストップに不満のコメントを残したが、真っ当なストップといえるだろう。

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