サンチアゴのUFC再登場は完敗、ランペイジが判定勝ち
5月28日(土・現地時間)、米国ネバダ州ラスベガスのMGMガーデンアリーナでは、UFC130「Rampage vs Hamill」が開催された。
もともと今大会では、UFC世界ライト級選手権試合フランク・エドガー×グレイ・メイナードの一戦が予定されていたが、両者の負傷により、この対戦はお預けに。ランペイジ・ジャクソンとマット・ハミルのマッチアップがメインに昇格している。
そのメインイベント。テイクダウン狙いを警戒し、慎重な立ち上がりをみせたランペイジが、ハミルのテイクダウンを再三に渡ってディフェンス。距離を取り、左を多用しハミルの前進を許さない。
2R 以降、徐々に疲労の色も見え始めた両者。最終回には、自らのパンチが空振りしてバランスを崩す場面もみられたランペイジだったが、それでもハミルのダブルレッグを防ぎ、最後までパンチを振るい続けると、フルマークの判定勝ちをスコア。試合後には「KOを狙ったけど、ハミルはタフだった。申し訳ない」とファンに詫びたランペイジだったが、やり切った満足感を感じさせる勝利を挙げた。
また、セミファイナルでは、フランク・ミアーとロイ・ネルソンのヘビー級戦が行われた。ネルソンの巨漢を持て余し、決め手こそ欠いたが、テイクダウンで優勢に試合を運んだミアーが判定3-0で勝利。08年から日本の戦極を主戦場とし、SRCミドル級王者に君臨したジョルジ・サンチアゴは、満を持してUFC再登場を果たしたが、ブライアン・スタンの前に右クロスからパウンドで完敗を喫した。
その他にも、元WECバンタム級王者ミゲール・トーレス、ウェルター級で王座挑戦経験もあるチアゴ・アウベスは、それぞれデミトリウス・ジョンソン、リック・ストーリーに判定で敗れる波乱も起こっている。
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