【NEXUS MANIA2026#02】高須将大と王座決定戦で対戦、千春「全部を効かせて心を折ろうと思います」
【写真】デビュー戦こそ反則負け裁定となったが、その後は6連勝。柔道+ムエタイをベースに結果を残している千春がいよいよ王座戦に臨む(C)CHIHARU
3日(金)東京都文京区の後楽園ホールで開催されるNEXUS MANIA 2026#02にて、第3代フェザー級王座決定戦で千春が高須将大と対戦する。
Text by Takumi Nakamura
千春は地下格闘技での活躍を経て、2023年8月にNEXUSでプロデビュー。デビュー戦は後頭部へのヒジ打ちで反則負け裁定となったが、その後は連勝街道を突き進み、昨年12月にアポロ中山を下して今大会での王座決定戦に駒を進めた。4月の後楽園大会では弟の賢民がNEXUSライト級王座を獲得し「僕と弟がネクサスの代表だと思われるようになりたい」と兄弟でのNEXUS王座戴冠に燃えている。
――試合前のインタビューありがとうございます(取材日は6月30日)。計量に向けて最終調整に入っている段階ですか。
「自分は試合一週間前まではスパーリングをやって、最後は調整と部分的な練習ですね。仕上がりはいつも通りって感じでバッチリです」
――千春選手は昨年12月にアポロ中山選手とフェザー級挑戦者決定戦で対戦して判定勝利。横山武司選手の王座返上を受け、今大会で高須将大選手と王座決定戦で対戦することとなりました。この試合に向けてどんなテーマを持って練習してきたのですか。
「やることはいつも変わらないんですけど、今回の相手の対策で考えると、相手は組んでくる選手なんで、そこにしっかり対処して戦う練習をやってきました。ただ正直自分とはレベルが違うんで、見ている人たちにも差があると思わせる試合をしたいと思っています」
――アポロ戦で得たもの、プラスになったものはなんですか。
「あの試合は組みでも勝つ想定をしてたんですけど、やっぱり打撃でKOしたいというのが一番で、それを自分が求められていることも感じていたので、打撃に固執しちゃったかなとは思います。練習では組みも出来ているんですけど、試合になると自分の得意なパンチや蹴りで終わっちゃうんで、今回は組みの部分もしっかり見てほしいなと思います」
――アポロ選手は粘り強い組み技が武器の選手だと思うのですが、そういったスタイルにも対応できると感じましたか。
「見ている人が気づいたかどうか分からないんですけど、アポロ選手は組み際のヒザとかをだいぶ嫌がっていたんですよ。だから組みのしつこさはあまり感じなくて、逆に組みを嫌がっている印象でした」
――千春選手からすると組み際の打撃を効かせていた感覚があったんですね。
「多分向こうはもっと組みたかったはずなんです。僕も一回テイクダウンされましたけど、それもすぐに(ポジションを)返して、それでちょっと心が折れてるんだろうなって。打撃も雑になっているのが分かったし、1Rが終わったときにこれはもうもらったなって思いました」
――1R終盤にアポロ選手の投げからスクランブルの攻防があり、そこで千春選手がすぐに殴っている場面が印象的でした。ああいった組み際・投げ際の打撃は常に狙っているのですか。
「僕って打撃の選手だと思われがちなんですけど、元々最初に始めた格闘技は柔道なんですよ。それで四つ組みとかは自分の中で試行錯誤して柔道からMMAにアジャストできるようにしています。あと自分は中学時代にランバー(ソムデートM16)さんのジムに通っていて、そこで首相撲もめっちゃやったんです。それこそ弟と一緒にムエタイの試合にも出てましたし、自分の中では柔道とムエタイを混ぜつつ、これは使える・使えないというものを練習で試して、ちょっとずつ形になってきたかなと思いますね。まだまだではありますけど」
――千春選手が柔道ベースでランバーさんのジムでムエタイもやっていたという話を聞くと、まさに今の千春選手のファイトスタイルにつながっていると思います。
「もともと自分は小学4年生の時に柔道を始めて、弟(賢民)は小学1年生ぐらいで始めてるんですよ。僕も弟も柔道とムエタイベースなんですけど、僕は柔道の色が強いスタイルで、弟はムエタイ色が強いスタイルかなと思います。で、日本人で組み際とか首相撲からのヒジ・ヒザをちゃんとやっている選手って少ないじゃないですか。ジャパニーズMMAじゃないですけど、日本人はタックルに入ってテイクダウンして、コツコツ削って一本勝ちみたいな戦い方が定着していて、自分はその隙を突くというか。そういう際の打撃を上手く使って、相手は気付いたら打撃をもらっちゃうとか打撃を気にして組みに集中できないとか、相手にそう感じさせるような戦いを意識していますね」
――どうしても組み際の打撃=嫌がらせとして捉えられがちですが、決してそういうものではないと。
「ちゃんと練習していたら一発で効かせられると思いますよ。それに相手が組みヒザを嫌がって腰を引いたりすれば、今度はこっちが脇を差しやすくなるし、次の展開を自分からも作っていけますからね」
――ちなみにランバーさんのジムにはどのくらい通っていたのですか。
「もともと自分は小学4年生から柔道をやっていて、中学2年の時に引っ越したんですよ。その時に格闘技をやりたいと思って、地元にあったランバーさんのジムに一般会員として入会しました。だからランバーさんのことも知らなくて、タイの先生が教えてるジムなんだなぁくらいにしか思ってなかったです(笑)」
――先ほども触れていましたが、今回の高須戦は力の差を見せて勝つことがテーマの試合ですか。
「今回は僕が相手のやることに全部付き合っちゃうと、試合が超つまんないと思うんで、そこで組み際の打撃、ヒジ・ヒザ、全部を効かせて心を折ってやろうと思います」
――弟の賢民選手は4月の後楽園大会でネクサスのチャンピオンになり、今回は千春選手にそのチャンスが巡ってきました。ベルトというものについてはどんな想いがありますか。
「自分は次がネクサスで8戦目なんですけど、フェザー級で片っ端から当てられた相手をやっつけてきて、今ここにいると思うんですよ。でも正直今回の相手は、階級も色々変えて、挑戦することはいいと思うんですけど、自分とは気合いの入り方が違うと思います。弟もチャンピオンになって、自分はもっと世界で戦えるというか、ベルトは返上しちゃいましたけど横山さんしかり、ネクサスを背負って色んなところで戦っているチャンピオンの背中を見てきたので、そういう選手たちを超えて、僕と弟がネクサスの代表だと思われるようになりたいですね。相手のことを悪く言うつもりは全然ないんですけど、自分とはレベルが違うと思っているし、自分も必死こいて人生かけて格闘技をやっているんで、ここは譲れないというか、しっかりと倒させてもらおうかなと思います」
■視聴方法(予定)
7月3日(金)
午後6時~ Nexus YouTubeチャンネル メンバーシップ
■NEXUS MANIA 2026#02 対戦カード
<キック特別ルール 60キロ契約/3分3R>
瀬川琉
杉本祥(TARGET SHIBUYA)
<ミドル級/5分2R+ExR>
悠太(日本)
ジョーダン・ライト(米国)
<無差別級/5分2R+ExR>
たまよせゆきと(日本)
小倉有人(日本)
<第3代フェザー級王座決定戦/5分3R>
千春(日本)
高須将大(日本)
<NEXUSクレイジールール 無差別級/3分3R>
植村真弥(日本)
田馬場貴裕(日本)
<バンタム級/5分2R+ExR>
小倉卓也(日本)
下田凛太郎(日本)
<68キロ契約/5分2R+ExR>
佐藤理巧(日本)
小泉真坊(日本)
<キック 70キロ契約/3分2R>
奈良一心(日本)
鈴木大和(日本)

















