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【PFC40】防衛戦が消滅。カタナマンが話していたこと「PFCで王者になったことでチャンスが増えた」

【写真】2024年にPFCミドル級王者となったカタナマン。現在はPFCとROMANでキャリアを積んでいる(C)PFC

29日(日)、札幌市北区のPODアリーナで開催されるPFC40。当初今大会ではPFCミドル級選手権試合で新名正啓の挑戦を受ける予定だった王者カタナマン。
Text by Takumi Nakamura

しかし大会5日前「王者カタナマン選手のご家庭の事情(ご尊父のご逝去)により、試合は中止」(PFCからのプレスリリースより)がアナウンスされた。

MMAPLANETでは21日にカタナマンにインタビューを行っていた。関東から札幌のPFCに参戦してベルトを巻き、ROMANをはじめ様々な大会に出場しているカタナマン。インタビューでは新名戦についてだけでなく、カタナマン独自のキャリアの積み方についても話を聞いており、それをここに紹介しておきたい。


――今回で新名選手とは3度目の対戦となります。オファーを受けた時の心境はいかがでしたか。

「新名選手とは2回やっていて『またか』と思ったのが一つと、自分は3月15日にROMANで試合があったので、その2週間後にまた試合に出るのも面白いかなと思いました」

――連戦になりますが、もともとROMANへの出場も考えていたのですか。

「そうですね。ROMANもPFCも並行してやる感じで、事前にヤマケンさんには『余裕で無傷で帰って来るんで大丈夫です』と伝えていて、そこに関しては『分かりました』と言ってもらっていました」

――そのROMANでの試合は1R1分33秒でのTKO勝利でしたが、あの試合を振り返っていただけますか。

「次対戦する新名さんとやった時も序盤は攻められちゃったし、ちょっと立ち上がりの動きが悪かったんですよ。最初にぶん投げられたりして『危ねえ!』と思った場面もあったんですけど、なんとか立て直して勝つことが出来ました」

――ROMANで道衣MMAをやることで、どんなプラスがありますか。

「ROMANは道衣を着てやるので、寝技になった時の押さえる位置とか手やヒジの置き場所とか、細かいところをすごく勉強できたんで、MMAの試合にも活きてくるだろうなと思いました。PFCの試合に向けてもいい準備につながっていると思います」

――新名選手にはどんな印象を持っていますか。

「最初にやった時はコロナの影響もあって、新名選手はブランクがある&あまり練習ができてない中での試合だったみたいなんですけど、2回目にやった時は1回目と比べるとすげえ強く感じて。次の試合=3回目はもっと強くなって出てくると思っています」

――2回勝ってるとはいえ、気を引き締めて戦わなければいけない相手という捉え方なんですね。

「そうですね。特に序盤はものすごくパワーもあると思うので、そこで一本を取られたり、KOされちゃう可能性もあると思います。あとはテイクダウンを取られてズルズル行っちゃうパターンもあると思うので、そこは注意してやりたいと思います」

――カタナマン選手はMMAPLANET初登場ですな、何がきっかけで格闘技を始めたのですか。

「高校生の時にレスリング部に勧誘されて、それでレスリングを始めまいした。その派生で大学に行ってからもレスリングをやろうと思ったのですが、自分が行った大学にレスリング部がなくて。それで何か代わりになるものがないかなと思ってグラップリングを始めて、あとは禅道会の道場に週1で通ったりして…みたいな感じですね」

――格闘技を始めた当初からプロを目指していたのですか。

「特に考えてはなかったんですけど、アマチュア修斗に出たりしながら、桜井隆多さんの大会やファイティングネクサスに呼ばれるようになって…って感じですね。ただやっぱりプロの選手はみんな強いんで、たまに勝つけど負けることが多くて。でもやっていくうちに段々と面白くなってきて。渡部修斗くんがPFCに出ることになった時に自分もついていって試合を組んでもらって、試合に勝ってマイクアピールしたらすごく盛り上がったんですよ。しかもあと1~2回勝てばベルトも見えてくるということだったんで、PFCに定期参戦させてもらうようになりました」

――カタナマンというリングネームの由来はなんなのですか。

「なんかいつの間にか決まっていた感じですね。自分から申告したわけじゃなく、試合に出る時に『カタナマン』という表記になっていて、そうなったんだみたいな(笑)。ただ自分は本名が『西村刀』なんですけど、これはこれでリングネームっぽいかなと思います(笑)」

――今回はPFCの王座防衛戦ですが、今後はどんな目標を持って戦っていきたいと思っていますか。

「PFCのベルトを長く保持したいなと思っていて、10年ぐらいは防衛し続けたいです。あとはROMANにも何度か出ているので、レギュラー参戦できたらいいなと思います」

――関東に活動の拠点を置き、札幌のPFCで実績を積むというのは、今までなかったキャリアの積み方だと思います。ご自身ではそこをどう捉えていますか。

「自分はPFC自体が結構好きというか、PFCをもっと盛り上げたいですね。PFCは地方団体ですけど、そこでチャンピオンになったことで、ROMANとか他の格闘技イベントとにも呼ばれやすくなってチャンスが増えたと思うし、選手としてこういう道があってもいいと思います」

――カタナマン選手もPFCに定期参戦して、イベントの盛り上がりや熱は感じますか。

「感じますね。北海道の格闘技イベントそのものは決して多くないと思うんですけど、そのなかでもPFCは盛り上がっていて、北海道で格闘技をやるんだったら、PFCに出たいという風にもなっているのかなと。何百人何千人と集客できる会場ではないですけど、いつも会場は満員で盛り上がっていますね」

――PFCのベルトを獲ってチャンスが増える。他の選手には出来ないキャリアを積んでいる実感はありますか。

「そう思います。自分以外にも関西の大会でベルトを獲って、それから試合のチャンスが増えた選手もいますし、これからそういうキャリアを積む選手も出てくると思います」

――最後にこの試合を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか。

「自分は試合間隔の短さもちょっとした売りにしているので『あいつこの前試合していたいけど、また試合するの?』みたいな感じで見て楽しんでもらえたらうれしいです」

■視聴方法(予定)
3月29日(日)
午前11時00分~PFC公式YouTubeチャンネル

■PFC40対戦カード

<次期バンタム級挑戦者決定戦/5分2R+1ex>
ジミー西将希(日本)
青木大地(日本)

<グラップリング・ヘビー級/5分2R+1ex>
ディルバーグ・ペイトン(米国)
ビッグジョン・ジャクソン(日本)

<ライト級/5分2R+1ex>
綾哉(日本)
松藤冬馬(日本)

<グラップリング・フェザー級/5分2R+1ex>
河永重春(日本)
池田貴一(日本)

<バンタム級/5分2R+1ex>
中里侠斗(日本)
養老颯也(日本)

<グラップリング・ライト級/5分2R+1ex>
伊藤尚司(日本)
レッドドラゴン(日本)

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