【Lemino Shooto04】中東から帰還。世界レベルのコンセイソン戦へ、藤田大和「本当に強い相手が来た」
【写真】中東で揉まれてきた藤田大和。後楽園でどのような姿を見せるか (C)TAKUMI NAKAMURA
30日(月)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるLemino Shooto04で藤田大和がホーキ・コンセイソンと対戦する。
Text by Takumi Nakamura
2022年7月のRIZIN沖縄大会以降、藤田はUAEWを主戦場に戦い、2024年5月には同団体のフライ級王座決定戦も経験した。中東からUFCを目指していた藤田がLemino修斗のスタートに合わせ、約3年半ぶりに日本国内でケージに立つことになる。
戦う場所が変わってもUFCとの契約を諦めず、ダナ・ホワイト・コンテンダーシリーズ(DWCS)経験者のホーキを迎え撃つ藤田。この一戦に向けて平良達郎のトレーニングキャンプにも参加して勝利を目指す。
――当初、藤田選手は2月のLemino Shooto03でオトゴンバートル・ボルドバートル戦が決まっていましたが、オトゴンバートルの負傷で試合そのものが流れていました。あの時はどんな心境でしたか。
「試合の2週間前ぐらいに岡田(遼)さんがわざわざジムまで来てくれて、オトゴンバートルが欠場することを聞いたんですけど、その時は『マジかよ!』と思いました。ただすぐに他の相手も何人かに当たってみますということだったので、気持ちを切らさず体重も落とし続けていたんです。最終的に(代替選手も)ダメで試合が流れることになりましたが、オトゴンバートルが欠場になったことを岡田さんから直接聞いてワンクッションあったなので、試合が流れてすごく落胆したわけではないですね」
――試合がキャンセルになった段階で次戦の話はあったのですか。
「はい。試合がなくなってもすぐに次戦の話をいただけたことは率直に嬉しいですし、相手は代わりましたが、ここまで気持ちを切らさずにいい準備が出来ました」
――改めてUAEWを主戦場にしてきた藤田選手がLemino修斗参戦を決断した理由を聞かせてもらえますか。
「岡田さんの熱意……ですかね。実は最初にLemino修斗の話をもらった時、一度お断りさせてもらったんですよ。相手には不足ないというか、強い相手を用意してもらっていて、そこは申し分なかったのですが、自分はここ数年ずっと向こう(アブダビ)で作り上げてきて、試合前の調整も含めて日本でも同じようにやらないといけない。アブダビの環境に慣れていることもあり、引き続き海外でやっていきたいという話をさせてもらいました。それでも岡田さんが直接会って話をしたいということで、改めてそこでLemino修斗の話をいただいて、その時にやると決めました」
――まさに岡田さんの熱が藤田選手を動かしたわけですね。日本での試合は2022年7月以来になります。
「RIZIN沖縄大会(曹竜也に判定勝ち)が最後なので、ほぼ3年半ぶりですね。だから逆に日本で試合をする方が少し不思議な感覚です」
――藤田選手はUFC出場という目標があってUAEWに定期参戦していたと思います。対戦相手も含めてUFCを目指せる可能性があるというところでLemino修斗参戦を決めた部分もあるのですか。
「最初から強い相手でオファーをもらいましたし、今回もすごく強い相手を用意してもらって、自分にとっては上につながる相手だなと思いました」
――その上につながる相手=ホーキ・コンセイソンと対戦することになりました。オファーを受けた時はどう感じましたか。
「本当に強い相手が来たのでワクワクしましたね。直近の試合ではDWCSで負けていますが、それ以外の試合をチェックするとパワフルな感じもあるし、フィニッシュも多い。オトコンバートルもフィニッシュが多い選手でしたが、ホーキもフィニッシュが多い相手なので気が引き締まる思いですね」
――DWCSの敗戦は関係なく、ハイレベルな相手と戦う想定をしているわけですね。
「はい。そこはものすごく強い選手を想定してやっています」
――ホーキのファイトスタイルにはどのような印象を持っていますか。
「パンチもキックもパワフルで、速い攻撃を持っている。そこにプラスして柔術黒帯で寝技も出来ますよね。まさにオールラウンダーだと思いますが、そのなかでも特に打撃が光る選手だと思います」
――そういった部分に警戒しつつ、ゲームプランを作ってきましたか。
「そうですね。自分も打撃にしろ組技にしろ、どちらでもフィニッシュする自信は持っているので、あらゆる場面に対応して自分の形にはめ込んでいきたいです」
――ホーキはDWCS参戦選手ということで、UAEW時代とは違う部分で、藤田選手の立ち位置が分かる相手だと思います。
「色々考えることはあるんですけど、まずは前回負けてからの復帰戦になるので、一つ勝つことが本当に大事だと思います。今はそこしか考えられないですね」
――日本のファンに向けて、3年半前に日本で試合した時と比べて如何に変わった姿を見せたいですか。
「以前国内でやっていた時は打撃がメインでテイクダウンや組みをひたすら切るような、ザ・ストライカーという選手でしたが、この2~3年で寝技や極めを伸ばしてきたので、そういう場面になればそこを見てほしいですね」
――様々な団体でフライ級が盛り上がっていますが、藤田選手は今後どこを目標に戦っていきたいと思っていますか。
「今こうしてLemino修斗という新しいイベントが始まり、そこに出させてもらうので、今回の試合でLemino修斗を盛り上げたいですよね。今後についてはまたLemino修斗に出るかもしれないし、UAEWに戻るかもしれないし、もっと上の舞台になるかもしれない。先のことは分からないですが、今はこの一戦に集中したいです」
――ホーキ戦の結果、内容次第で今後の進む道が決まって来ますね。
「はい。自分はそういう試合になると位置づけています」
――少し話は逸れますが、平良達郎選手がUFCフライ級王座に挑戦します。藤田選手は平良選手とも一緒に練習していますが、平良選手のUFC王座挑戦についてどんなことを感じていますか。
「実は今回も平良くんから声をかけてもらって、2月のラスト1週間、沖縄で一緒にさせてもらったんですよ。平良くんが米国に行く直前で、僕もちょうど試合の1カ月前だったので刺激をもらうことが出来ました」
――UFCのタイトル戦を控えている選手と肌を合わせるのは貴重な経験だと思います。
「すごく光栄なことですよね、技術的なことも含めて色々と情報交換させてもらいましたし、平良選手と練習して自信にもなりましたし、収穫はものすごく多い合宿でしたね」
――一つ一つの練習からでも学ぶものはありますか。
「そうですね。技術もそうですし、練習への取り組み方もそうですし。僕はここ6年~7年ぐらい出稽古してないんですけど、去年初めて平良くんに呼んでもらって、今回2回目なんですね。やっぱり外の(ジムの)感じ、それも世界もトップの選手のところに行かせてもらっているので、そこはものすごく勉強になりました」
――平良選手は同じ階級で切磋琢磨する仲間であり、ライバルだと思いますが、平良選手の王座戴冠を期待していますか。
「もちろん平良くんにはベルトを取って欲しいし、取ってくれると信じています」
――それでは最後に藤田選手の国内復帰戦を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか。
「今回のLemino修斗は復帰戦にもなるので、しっかりフィニッシュして勝ってきます」
■視聴方法(予定)
3月30日(月)
午後6時~ Lemino
■Lemino Shooto04対戦カード
<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔(日本)
ビクター・バレンズエラ(チリ)
<フライ級/5分3R>
藤田大和(日本)
ルケ・コンセイソン(ブラジル)
<バンタム級サバイバーTリバイバル2026準々決勝/5分3R>
中島陸(日本)
エリー・ワイズ(米国)
<バンタム級サバイバーTリバイバル2026リザーブファイト/5分3R>
青柳洸志(日本)
神田T800周一(日本)
<フェザー級/5分3R>
宇藤彰貴(日本)
カイル・マヨッキ(豪州)
<ストロー級/5分3R>
畠山隆称(日本)
内藤頌貴(日本)
<フライ級/5分3R>
シモン・スズキ(日本)
饒平名知靖(日本)
<69キロ契約/5分2R>
モリシマン(日本)
宮路智之(日本)
<キッズ修斗 40キロ契約/3分1R>
河上琥珀(日本)
大貫翔葵(日本)

















