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【PFL2026#03】新体制PFL、日本人一番手=菊入正行「僕がしっかり勝って、つなげようと思います」

【写真】カリフォルニアでの練習の成果が、見られるか。海外勢と打撃でやり合えるだけに楽しみな菊入だ (C)TAKUMI NAKAMURA

28日(土・現地時間)ペンシルベニア州ピッツバーグのUMPCイベンツセンターで開催されるPFL2026#03「Pittsburgh」にて菊入正行がエルネスト・ロドリゲスと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

菊入は昨年6月のウェルター級トーナメント準決勝でローガン・ストーリーと対戦。2Rにストーリーを打撃で追い込む場面を作るものの、それ以外ではストーリーに組み負けて判定負けを喫した。ストーリー戦後は組みへの対応力を上げるための練習に力を入れ、2026年の初陣に備えて準備を続けてきたという。

その間にPFLはシーズン制&ワールドトーナメントを廃止→ランキング制を導入。ウェルター級9位の菊入はランク外のロドリゲスを迎え撃つ。再びトップ戦線に食い込むために再出発する菊入に話を訊いた。


――試合直前のインタビューありがとうございます。いつ出発になるのですか(※取材は23日に行われた)。

「明日朝のフライトで出発する予定です」

――菊入選手にとっては昨年6月以来のPFL参戦となります。この期間にPFLは新体制となり、シーズン制&ワールドトーナメントを廃止し、ランキング制が導入されることとなりました。菊入選手はこの動向をどう見ていましたか。

「細かい運営のことは知らないんですけど、トーナメントがなくなって賞金が出なくなるんだな…とは思いました。あとはレイ・セフォーさんもいなくなって、かなりイベント的に変わるんだろうなと思って見ていました」

――前回のローガン・ストーリー戦は2Rに打撃でストーリーを追い込んだものの、ストーリーにTD&トップキープを許す展開で判定負けに終わりました。あの試合を振り返っていただけますか。

「なんて言うんですかね…上手くやられたというか。自分としては『これは絶対やらせないように』と意識していた展開をローガンにやられちゃった感じの試合だったかなと思います。ある意味、ローガンみたいなスタイルの選手は日本にはいないので対策のしようがないと言えばないので、そこはある程度は割り切ってやらないといけないのかなと思います」

――あの試合ではトーナメントのベスト4に勝ち残る選手の底力も感じたのですが、菊入選手はそういったものは感じましたか。

「ローガンは他のウェルター級の選手と比べると、圧倒的なフィジカルやリーチだったり、生まれ持った身体能力が高い選手ではないと思うんですよ。それでああいう戦い方をしてくるというか。僕はそこに打ち負かされてしまいましたが、サッド・ジーンはローガンに勝ってトーナメントで優勝しましたし、そのジーンとスプリット判定までいったジェイソン・ジャクソンがいて、彼らはもっとレベルが高いところにいるんだなと思わされた感じはありますね」

――ストーリーのように徹底してテイクダウン&トップキープにこだわる選手はアメリカ人ファイターの中には一定数いますよね。

「相手を固めて、レスリングしかやってこないみたいなスタイルですよね」

――逆に北米で勝っていくためにはストーリーのようにレスリングに特化した選手に勝つことも求められます。

「最初に話したようにそこを割り切る部分はありつつも、アメリカンレスラー対策は必要ですし、今回のファイトキャンプでは自分の米国のマネージャーがハンティントンビーチに持っているプライベートジムに約1カ月間行って、同じマネジメントの契約選手たちと練習してきたんですよ。そこでローガンにやられたことをやらせないための対策は積んできました。技術的に少し変わったところもあるので、それを試したいかなと思います」

――試合間隔が空いたからこそ出来る練習もあったようですね。

「日本で練習していると基本的にスパーリングが多くて、技術練を後回しにしがちなんですよ。スパーリングが1部練めで、技術練は2部練め、みたいな。それを逆にして、技術練を1部練めにしてしっかりやる、そういう練習メニューに変えてやってきたので、そこを次の試合で見せられたらいいな、と。前回の試合から変わったスタイルを見せられると思います」

――そういった練習も含めて充実したトレーニングキャンプを送ることが出来ましたか。

「前回の試合で感じた自分に足りない部分を穴埋めしてきた感じです。ただ、次の対戦相手がローガンのようなタイプではないので、自分に足りない部分を埋めつつ、相手の対策練習をしてきた感じですね」

――対戦相手のエルネスト・ロドリゲスは、どのようなタイプのファイターですか。

「正直パッとしないというか…試合動画を見た感じだと、そんなにパッとした選手ではないかなと思います。何か怖い武器があるかと言ったらそういうわけではないですし、トレーナーにも試合を見てもらっているんですけど、レコードがいい割(10勝1敗)にはそこまで強い選手には見えなかったですね」

――そう感じる相手だからこそ取りこぼさずに勝つことが求められると思います。

「ホントにそうですね。自分の力が試される試合というか。ふるいにかけられている感じはあるので、KO勝ちを狙っていきたいです」

――菊入選手はランキング9位で、ロドリゲスはランキング外。ランキング上位の選手と対戦するためにクリアしなければいけない試合という位置づけですか。

「はい。それを試すための試合だと思うし、自分でもそう捉えています」

――2026年最初の試合となります。今年は何を目標に戦っていきたいですか。

「しっかりこの試合に勝って、ランキング上位にいる選手、それこそローガンやサッド・ジーンもいるんで、そのランクにいる選手たちともう一度戦える状態にまで持っていきたいと思います」

――PFLはU-NEXTでのライブ配信の再開も決まり、日本から菊入選手の試合を見てくれるみなさんにメッセージをいただけますか。

「(昨年末にU-NEXTとPFLの契約が満了となり)ただでさえ知名度がないのに、もっと知名度がなくなっちゃうじゃん!と思って、ちょっとヒヤヒヤしていましたけど(笑)、今年一発目の試合をみなさんに見てもらえることになってよかったです。SASUKEくんが新たにPFLと契約したり、(渡辺)華奈さんも試合が決まっていて、日本一発目としても僕がしっかり勝って、あとの日本人ファイターにつなげようと思います。応援よろしくお願いします!」

■視聴方法(予定)
3月29日(日・日本時間)
午前7時45分~U-NEXT




■PFL2026#03対戦カード

<ミドル級/5分3R>
ジョニー・エブレン(米国)
ブライアン・バトル(米国)

<ミドル級/5分3R>
ダルトン・ロスタ(米国)
インパ・カサンガネイ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
アリアネ・リプスキ・ダ・シウバ(ブラジル)
スミコ・イナバ(米国)

<フェザー級/5分3R>
アレクセイ・パーガンデ(米国)
ジュリオ・アルセ(米国)

<バンタム級/5分3R>
ラザロ・ダイロン(米国)
ジェイコブ・スロール(米国)

<バンタム級/5分3R>
アラン・ベゴッソ(ブラジル)
ジャック・カートライト(英国)

<ライト級/5分3R>
ナタン・シュルチ(ブラジル)
ヤクブ・ギャズバ(ポーランド)

<ライト級/5分3R>
ロバート・ワトリー(米国)
ダコタ・ブッシュ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
エルネスト・ロドリゲス(キューバ)
菊入正行(日本)

<女子フライ級/5分3R>
タチアナ・ポスタルナコワ(ロシア)
エローラ・ダナ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ジョシュ・フレムド(米国)
ジャラ・フセイン・アルシラウィ(ヨルダン)

<フェザー級/5分3R>
イーサン・ゴス(米国)
フレドリック・ジュプハ(カナダ)

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