【NEXUS41】右回転蹴り→TD&巧みなゲームメイク。中桐が下田を判定で下し、新バンタム級王者に
【写真】ベルトを巻いた直後とは思えないほど冷静に試合を振り返り、今後について語る新王者の中桐。面白い存在だ(C)MMAPLANET
<NEXUSバンタム級王座決定戦/5分3R>
中桐涼輔(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
下田凛太郎(日本)
互いに左ロー、中桐が右カーフを当てる。下田がプレスをかけると、中桐は蹴りを上下に散らす。サウスポーにスイッチした中桐だが、すぐオーソドックスに戻した。下田はボディから右カーフに繋げる。ボディから顔面に繋げる下田に、中桐がダブルレッグで組みついた。ドライブするも離れる。下田が右ローを蹴り続けるが、中桐がダブルレッグでドライブ。足を引っこ抜くが下田は倒れず。中桐がバックに回り、ボディロックから崩すも下田がかわして立ち上がった。
中桐は右スピニングバックキックからテイクダウンへ。下田は尻もちを着くが、スクランブルからスタンドに戻った。パンチのコンビネーションから右カーフを打ち込む下田。またも組みついてきた中桐にドライブされたが、ケージ際で切り返す。中桐が左腕で首を抱えた状態で動かず、レフェリーがブレイクをかけた。ラウンド終了間際、下田の右ストレートに対して中桐が左ジャブを返して終えた。
2R、下田が左ジャブを突くと、中桐はテイクダウンのフェイントを見せる。右スピニングバックキックで下がらせ、左を突いた中桐。下田が距離を詰めて来るとダブルレッグで組んだが深追いしない。左ジャブ、右カーフを当てる中桐。下田の左ジャブも中桐の顔面をとらえる。中桐がワンツーで下田を下がらせたあと、ダブルレッグで尻もちを着かせた。ケージに背中を着ける下田。中桐は下田の右手首を押さえ、両足を束ねる。足を抜こうとする下田に対し、両足を引っこ抜いたあと、下田が組みに来るとガブった。
下田がシングルレッグに組み替えると、ギロチンで引き込む中桐。しかし下田がバックに回り、立ち上がり正対した中桐をボディロックで捕らえている。ダブルレッグで両足を引き抜きながら、バックへ。中桐が正対するとシングルレッグ、ダブルレッグと揺さぶっていく。中桐はハーフネルソンで切り返し、下田に背中を着かせてからバックに回ってラウンド終了のゴングを聞いた。
最終回、中桐が左インロー、左ジャブを当てる。中桐もフェイントからプレスをかけるが、中桐がレベルチェンジを使って中に入れさせない。右スピニングバックキックからダブルレッグで飛び込み、下田に尻もちを着かせた。ここでも下田の右手を押さえ、両足を畳み、ギロチンも狙う。立ち上がった下田がシングルレッグでドライブしたものの、中桐が首を抱えている。その中桐に尻もちを着かせた下田だが、押さえ込むことはできない。
再び下田のシングルレッグに対し、ネルソンでひっくり返す中桐。下田も切り返してバックに回る。中桐が立ち上がり、クラッチを切って正対した。そしてガブり、スプロールという展開が続く。下田もリフトアップからマットに手を着かせた。中桐もすぐに体勢を立て直す。残り30秒で離れた両者。中桐のシングルレッグを切った下田は、さらに続くダブルレッグを潰し、パウンドを連打して試合終了となった。
裁定は3-0で中桐の勝利。バンタム級のベルトを巻いた中桐は「ちょっと右手が折れちゃって。なんとか勝つことができました。バンタム級の3代目チャンピオンなんですけど、初代の渡部修斗さん、2代目の河村泰博さんはRIZINに出ているので、僕も出たいです。本当は河村さんと対戦する予定だったのですが、今日セコンドについてくれている石司さんと来月戦うことになっています。そのセコンドも頑張ります。僕ならヤマニハ選手に勝てると思っています。これからも練習、頑張ります」と挨拶した。
















