【RIZIN LANDMARK12】安井が打撃でリーチ差を生かすも、バック&腕を狙い続けた鹿志村が接戦を制す

2025.11.03

【写真】柔術×柔道といえばいいのか、目まぐるしい寝技の攻防が展開された(C)RIZIN FF

＜バンタム級／5分3R＞
鹿志村仁之介（日本）
Def.3-0
安井飛馬（日本）

サウスポーの鹿志村が右に回る。右ジャブから左ローを当てて右に回り続ける鹿志村。安井の左右フックをスウェーとブロッキングでかわし、自分の距離を保っている。鹿志村がケージ際からシングルレッグで飛び込み、ボディロックに切り替えた。両腕を差し上げて安井をケージに押し込み、左に崩していく。耐えた安井が圧を掛けると、鹿志村は一度引き込んでから立ち上がった。安井の投げをオーバーフックで凌いだ鹿志村は、やはりボディロックから崩し、遂にバックに回る。背中に飛び乗った鹿志村を、安井が前に振り落とした。

ボトムで仰向けになった鹿志村が安井の左腕を取り、オモプラッタでスイープする。安井はトップを狙うが。左腕を抱えたままの鹿志村がチョイバーを仕掛ける。さらに腕十字に切り替えると、安井がスラムでマットに叩きつけた。それでも腕を離さない鹿志村が、そのまま十字で伸ばしていく。腕を抜き、パウンドを落とす安井に、鹿志村が下からしがみついて初回を終えた。

2R、鹿志村が距離を詰めると安井が右に回る。鹿志村の右ジャブ、左ストレートが安井の顔面をとらえた。安井はなかなか手を出さないが、ノーモーションの右を伸ばした。ガードを下げて右を狙う安井。右に回る鹿志村に左ジャブを突き刺した。さらに右がヒット。安井が鹿志村にケージを背負わせる。鹿志村が前に出て右ジャブを突き始めるが、安井がプレスを強めて下がらせた。鹿志村は左インローから右に回ると、安井はワンツーで追いかける。鹿志村は安井のパンチをかわし、左インローを当てた。

最終回、安井は右インローを放つと、鹿志村がプレスをかけていく。安井の右をかわした鹿志村がボディロックで組みつき、小外刈りで倒した。ハーフガード&左オーバーフックの安村に対し、鹿志村はパスを仕掛ける。安井のブリッジに合わせてバックを狙った鹿志村だが、前に落とされてしまう。ならばと腕と首を狙う鹿志村。安井の左腕を取ってキムラの形で曲げたところで、安井がスタンドに戻った。鹿志村はマットに背中を着けたままで、安井はその足を蹴ると、レフェリーがブレイクをかけた。