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【UFN263】完全無欠のKO劇。オナマに何もさせなかったスティーブ・ガルシアが、銃弾に倒れた友人を偲ぶ

<フェザー級/5分5R>
スティーブ・ガルシア(米国)
Def.1R3分34秒by TKO
ダヴィッド・オナマ(ウガンダ)

サウスポーのガルシアに対し、オナマもスイッチを見せる。ジャブでガルシアが前に出て、左につなげる。ジャブ&左ストレートで圧を掛けるガルシアが、左をダブルで入れる。オーソに戻したオナマの腹を抉ったガルシアが再び左を届かせる。オナマは再度スイッチするが、手が出ずボディショットを2度受ける。腹から顔面とガルシア優勢が続く。左フックを被弾したオナマは左ショート2発、さらにワンツーの左を入れてダウンを奪う。

ガルシアは立ち上がったオナマに左ボディ、左アッパーから連打でラッシュを掛ける。頭を下げて横を向くオナマにスタンドで鉄槌を落としたガルシアが、左ハイ。下がるオナマに三日月蹴りを入れる。オナマのテイクダウン狙いをスプロールしたガルシアが、頭を押さえて左アッパーを連打する。ヒザをついたオナマに、パンチを続けるとレフェリーが試合を止めた。

完全に間を制し、最初の勝機で恐るべき殺傷能力の高さを見せたガルシアの完勝劇。連勝を6に伸ばした勝者は「ロッキー・バルボアのようなストーリーを創りたい。マックス・ホロウェイと戦いたい」と話すと、今回の試合を観戦すると約束しながら銃弾に倒れた友人を偲び「何を信じようが、1日の最後は家に戻ること。彼には妻子がいた。米国が良くなってほしいから、俺も良くなる。彼のファミリーに神の御加護を」と言葉を続けた。


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